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加藤嘉一
第11回
ここ数日間、ハーバード大学、マサチュッセツ工科大学、タフツ大学の三大学で、日本の政治・経済を専門とする、或いは東アジアの国際関係から日本の外交的、安全保障的プレゼンスをウォッチしている複数の教授と議論してきた。

第10回
「Regional Studies(地域研究)をもっとしっかりやらないといけない」。最近、日本と米国を代表する中国問題研究家それぞれから、同じ問題意識をご教授いただいた。中国を多角的、立体的、重層的なアプローチで分析することが必要になるのは言うまでもない。

第9回
「日本は素晴らしい国だ」。先日もこの言葉をかけられ、身震いした。日本・日本人に対する同情である。世界は日本を「何がしたいのか分からない国」だと見ている。この状況をどうすれば変えられるのだろうか。私は3つの力が必要だと思っている。

第8回
11月6日、火曜日、朝7時――。米ボストンの自宅玄関を出る。投票所が閉まるのは20時だ。身は寒さで震えている。気温は5度くらいだろうか。これから13時間にわたって繰り広げられる米大統領選挙の現場をこの眼に焼き付けておきたかった。

第7回
10月16日~23日、尖閣諸島に関する国際会議に出席するために台湾を訪れた。今、尖閣諸島をめぐる攻防が北東アジアで繰り広げられており、関係各国の領土ナショナリズムも高揚している。私は緊張感を持って台湾に降り立った。

第6回
アジア出張が多い私にとって、北京を拠点としていた頃に比べて、今は移動により長い時間がかかるし、時差もある。アジアはボストンとの時差が約12時間、全く逆ということだ。自己管理を徹底するだけでなく、柔軟に対応していく器用さも求められる。

第5回
ケネディースクールには世界各国から学生が学びに来ている。皆、公共政策に関心を抱き、教室やキャンパス内で、とにかく意見を主張しまくる。他人の主張にも耳を傾ける。そこには、「徹底的に議論すること」が唯一の使命であるかのような空気が漂っている。

第4回
マイケル・サンデル ハーバード大学教授は渡米前からぜひ会ってみたい人だった。今回、幸運にも生の講義を聴講する機会を得た。テーマは「Who Built It? Is the American Dream of Individual Success a Myth?」(「個々の成功というアメリカンドリームは神話なのか? 一体誰が、何がそれを創っているのか」)である。

第3回
私は、語学にはこだわっている。誰にも、特に自分には負けたくない。今回、約10年間過ごした中国を離れ、アメリカで一定期間生活してみようと思った理由のひとつに、己の語学力を根本から見つめ直してみたいという昔からの渇望があった。

第2回
太平洋の向こう側が荒れている。私は現在、米ボストンに身を置いている。「真実はいつも現場にある」をモットーに執筆・言論活動に取り組んできた人間として、いまの自分の置かれた状況は、とてつもなく歯がゆい。

第3回
日本の野田政権による尖閣諸島の国有化は、日本国民からすれば「所有者が変わるだけ」の国内的手続きとクールに認識できるだろうが、中国側、特に尖閣諸島をめぐる実情を知らされていない中国人民からすれば「侵略」と映り、政府は「核心的利益」を侵されたと認識する。

第1回
ハーバード大学ケネディースクールにフェローとして赴任し、2週間が経った。家探しから始まり、毎食の自炊、大学での各種手続き、買い物、通信手段の確保、体調管理など、すべてが新しいチャレンジだった。今でも分からないことだらけだ。

第20回
誰にだって旅立ちはあるものだ。卒業があるように――。私はこれから未知の世界、アメリカへ向かう。母は「よしくんにとって、新しいスタートだから」と言って、空港まで見送りに行くと言ってくれた。その気持ちを知って、涙が出た。

第19回
8月13日、私は「第3回ヤング天城会議」(日本IBM主催)で高校生35人に講義をした。私は問題意識や価値観、アイデンティティーなどが未成熟で、発展途上の真っ只中にある高校生こそ、日本の未来を見い出せる存在だと思っている。

第18回
8月下旬、私はアメリカに拠点を移す。ハーバード大学ケネディースクールで中国問題と米中関係に関する政策研究に挑むためだ。その前に、私は半年間暮らした上海を離れ、再び9年間過ごした北京に戻った。中国での合計約10年間の"棚卸”をするためだった。

第17回
加藤嘉一氏はテレビ番組の取材などで、毎週のようにさまざまな国や地域に実際に足を運び、現地の人々との交流をしている。今回は、5月にテレビ番組の取材で訪れたインドネシアについて、語りきれなかったストーリーをお届けする。

第16回
私は対外発信力の欠如を日頃から厳しく指摘しているが、このところ、一時帰国が増えるようになって思うのは、「日本人に合った、日本人なりの発信スタイルもあるんじゃないか」ということだ。そこで私が可能性を感じているのが、「内なる発信力」だ。

第15回
久しぶりに目の覚めるようなニュースに出会った。横浜国立大学が学生の1割に留学を義務化するというのだ。日本の大学は「グローバル人材の育成」が最重要課題。同大学はこの課題に真正面から向き合い、対策を打とうとしている。

第14回
番外編「あなたの夢は、なんですか?」の(下)をお届けする。海外を旅すると、日本人は海外の人々と比べて暗い表情をしていると、私には感じられた。「夢」について聞いたのは、暗さの原因は、人生にとって大切な「夢」を忘れているのではないかと思ったからだ。

第13回
人生を前向きに生きるために私は「夢」がもっとも重要だとは思っている。そこで私は、街頭インタビューで夢について伺い、日本の人々がいま、どのような心境にあるのか、直接聞き、探ってみることにした。本連載の番外編ということで、2回にわたってお届けする。
