北野幸伯

国際関係アナリスト
きたの・よしのり/1970年長野県生まれ。モスクワ在住24年の国際関係アナリスト、作家。その独特の分析手法により、数々の予測を的中させている。1996年、日本人で初めて、ソ連時代「外交官・KGBエージェント養成所」と呼ばれたロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を卒業(政治学修士)。1999年創刊のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」は現在読者数3万6000人。ロシア関係で日本一の配信部数を誇る。主な著書に「隷属国家日本の岐路」(ダイヤモンド社)、「プーチン最後の聖戦」、「日本自立のためのプーチン最強講義」(共に集英社インターナショナル)など。
中国が米中覇権戦争に絶対勝てない3つの理由
北野幸伯
前回は、米中貿易戦争が覇権争奪戦に転化していることを指摘した。米国は、中国のウイグル人迫害を非難し始め、人民解放軍を制裁し、台湾への軍事支援を強化している。中国は、GDPでも軍事費でも世界2位の大国だ。しかし、この「戦争」で米国には勝てないだろう。その理由を3つ挙げる。
中国が米中覇権戦争に絶対勝てない3つの理由
トランプの「中国潰し」に世界が巻き添え、貿易戦争は覇権争奪戦だ
北野幸伯
エスカレートする一方の米中貿易戦争。これは、もはや「米国の貿易赤字解消」といった次元を超えている。米国は覇権を維持するために、中国つぶしに動き始めたと見るべきだろう。そう、米中貿易戦争は、「米中覇権争奪戦争」でもあるのだ。
トランプの「中国潰し」に世界が巻き添え、貿易戦争は覇権争奪戦だ
トランプはブッシュJr.の失敗を繰り返し、米国の没落を加速する
北野幸伯
米国の外交が迷走している。NATO首脳会議でトランプが欧州諸国を激しく批判した結果、欧州は、米国のライバルである中国、ロシアに接近している。欧州、中国、ロシアが、反米で一体化する?驚愕の事態だが、過去にも同じことがあった。「米国一極世界」を夢見て、失敗したブッシュJr.の時代だ。
トランプはブッシュJr.の失敗を繰り返し、米国の没落を加速する
トランプの暴走は「中東大戦争・世界経済危機」を起こしかねない
北野幸伯
日本人は、欧州と米国を「いつも一緒」「ほとんど同じ」という意味で、「欧米」とまとめた言葉を使う。しかし、「アメリカファースト」を掲げるトランプが、米国と欧州の関係をボロボロにしている。そして、トランプに嫌気がさした欧州は、米国のライバル・中国に急接近している。
トランプの暴走は「中東大戦争・世界経済危機」を起こしかねない
金正恩が米朝会談後に「中国属国化」の道を選んだ理由
北野幸伯
米朝首脳会談から半月が過ぎた。このわずかな期間で、状況は大きく変化している。「歴史的」会談以降、北朝鮮を巡る米中ロのパワーバランスはどう変化したのだろうか?
金正恩が米朝会談後に「中国属国化」の道を選んだ理由
米朝首脳会談、「具体性なし」でも評価すべき理由
北野幸伯
トランプと金正恩が12日、シンガポールで米朝首脳会談を行った。両首脳は何を話し合い、何に合意したのか?これから、米国と北朝鮮はどうなっていくのだろうか?
米朝首脳会談、「具体性なし」でも評価すべき理由
北朝鮮も警戒、米国の「嘘つき癖」が世界を不安定にしている
北野幸伯
トランプと金正恩の歴史的会談は、シンガポールで6月12日に開催されることが決まった。日本人は、「トランプは、金にだまされるのではないか?」と恐れている。その懸念はもっともだが、嘘に関していえば、米国の嘘はもっと頻繁で、もっと巨大である。世界一の経済、軍事大国であるだけに、嘘の悪影響も計り知れない。
北朝鮮も警戒、米国の「嘘つき癖」が世界を不安定にしている
日朝首脳会談が日米関係を破壊!?安倍総理が慎重に動くべき理由
北野幸伯
朝鮮半島情勢が大きく動いている。トランプ大統領が金正恩に会うと決定した直後、今度は安倍総理が日朝首脳会談に向けて動き出した。さらに中朝首脳会談が電撃開催され、南北首脳会談も予定されている。安倍総理は存在感を示したい誘惑にかられるだろうが、拙速に動けば、日米関係を破壊するかもしれない問題行動である。
日朝首脳会談が日米関係を破壊!?安倍総理が慎重に動くべき理由
米ロの戦いがシリアで再燃、最悪シナリオは「中東大戦争勃発」
北野幸伯
昨年末、シリア内戦でプーチンが事実上の「勝利宣言」をした。プーチンは中東の覇権を米国から奪ったように見えたが、ここにきて米国が反撃に転じるなど、情勢は混沌としてきた。
米ロの戦いがシリアで再燃、最悪シナリオは「中東大戦争勃発」
絶対権力者プーチンの再選が決して「楽勝」とは言えない理由
北野幸伯
ロシアで3月18日に実施される大統領選挙。有力な対抗馬はなく、プーチンの再選が確実視されている。しかし、国内に抵抗勢力がまったくないわけではなく、米国もプーチン降ろしに動いている。プーチン再選は「楽勝」とも言えない情勢だ。
絶対権力者プーチンの再選が決して「楽勝」とは言えない理由
トランプ・習近平・プーチン、2017年の「勝者」は誰か
北野幸伯
激動の2017年が、まもなく終わろうとしている。この1年で、世界のパワーバランスは、どう変わったのだろうか?世界を動かす三大国、すなわち米国、中国、ロシアを中心に見てみよう。
トランプ・習近平・プーチン、2017年の「勝者」は誰か
既に始まっている「日中戦争」に勝つための処方箋
北野幸伯
ここのところ改善されてきた日中関係。しかし、安心できる状況にはほど遠い。それどころか、すでに広義の意味での日中戦争は始まっていると考えるべきなのだ。
既に始まっている「日中戦争」に勝つための処方箋
トランプ訪日最大の成果は「中国包囲網」の合意だ
北野幸伯
トランプ大統領が11月5日~7日、訪日した。安倍総理とトランプ大統領、2人の共通課題は「北朝鮮問題」「貿易問題」といわれる。その通りなのだが、もう一つ重要なテーマがあった。「中国問題」だ。
トランプ訪日最大の成果は「中国包囲網」の合意だ
希望の党政権誕生ならその実態は「元民進党内閣」になる
北野幸伯
衆議院選挙が10月22日に実施される。当初は、「自民圧勝」と思われていたが、小池百合子氏の「希望の党」登場で、結果が見えなくなってきた。唯一分かるのは、今回の選挙が「安倍vs小池の戦い」ということだ。今のところ風は、はっきりと希望の党に吹いているように見える。しかし、希望の党が政権をとった後をイメージしてみると、あまり明るい未来は描けない。
希望の党政権誕生ならその実態は「元民進党内閣」になる
金正恩暴走の影にロシアの支援あり、プーチンはなぜ北を守るのか
北野幸伯
金正恩の暴走が止まらない。国連安保理で制裁は強化されているが、中国やロシアが支援を続けているため、状況は好転しないままだ。今回は、支援を強化しているとささやかれるロシアについて、考えてみよう。
金正恩暴走の影にロシアの支援あり、プーチンはなぜ北を守るのか
安倍総理続投が日本の国益、辞めれば習近平が大喜びする理由
北野幸伯
安倍内閣の支持率が急落している。毎日新聞が行った調査によると、支持率はなんと26%。これらの結果を受け、「安倍内閣はもうダメだ」「危険水域に入った」といった声があふれている。しかし筆者は、安倍総理続投が日本の国益であると考えている。
安倍総理続投が日本の国益、辞めれば習近平が大喜びする理由
米国の没落が急加速!「アメリカファースト」政策の大失敗
北野幸伯
トランプ米大統領が孤立している。国内では、「ロシアゲート」で、国際社会では「パリ協定離脱」でバッシングされている。「アメリカファースト」を掲げ、「わが道」を行くトランプ。しかし、「米国を再び偉大にする」という願いとは正反対の結果になっている。
米国の没落が急加速!「アメリカファースト」政策の大失敗
トランプは大恩人のFBI長官解任で二度、墓穴を掘った
北野幸伯
トランプ米大統領は5月9日、ジェームズ・コミー連邦捜査局(FBI)長官を解任した。この出来事が、トランプ自身も予想しなかった大騒ぎになっている。
トランプは大恩人のFBI長官解任で二度、墓穴を掘った
プーチンが宿敵リベンジに大慌て!ロシアデモ騒動の舞台裏
北野幸伯
メドベージェフ首相の汚職問題がYouTubeで暴露され、大規模なデモが各地で勃発したロシア。モスクワでは約1000人が逮捕される大騒ぎになった。プーチンが超安定かつ長期政権を築き上げてきたロシアでいったい、何が起きているのだろうか?
プーチンが宿敵リベンジに大慌て!ロシアデモ騒動の舞台裏
米国のシリア攻撃、一番得をするのは中国だ
北野幸伯
米軍は4月7日、シリアのシャイラト空軍基地をミサイル攻撃した。理由は、アサド軍が4日、イドリブ県ハンシャイフンを空爆した際、化学兵器を使用したとされること。唐突に感じる米軍のミサイル攻撃だが、これで世界はどう変わるのだろうか?
米国のシリア攻撃、一番得をするのは中国だ
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