北野幸伯

国際関係アナリスト

1970年生まれ。ロシアの外交官とFSB(元KGB)を養成するロシア外務省付属モスクワ国際関係大学卒業(日本人初)。ロシア・カルムイキヤ自治共和国大統領顧問、モスクワ滞在28年を経て帰国。1999年メールマガジン「RPE(ロシア政治経済ジャーナル)」を発刊。現在、購読者59669人。著書に『プーチン最後の聖戦』(集英社インターナショナル)、『日本人の知らない「クレムリンメソッド」世界を動かす11の原理』(集英社インターナショナル)、『中国に勝つ 日本の大戦略』(育鵬社)、『日本の地政学』(育鵬社)などがある。

習近平が大喜びする「日韓・日ロ関係悪化」を全力で回避すべき理由
北野幸伯
日本とロシアの「平和条約締結交渉」が停滞している。安倍総理は2018年11月、「4島一括返還論」を捨て、「2島返還論」にシフトした。これは、「大転換」で、日本側の「大きな譲歩」である。にもかかわらず、プーチンは、2島返還のために日本は「日米安保を破棄しなければならない」と、ありえない要求をしている。日本国民の感情を逆なでするプーチンの発言。真意はどこにあるのだろうか?
習近平が大喜びする「日韓・日ロ関係悪化」を全力で回避すべき理由
反中に傾く世界、ジョージ・ソロスが「習近平は最も危険な敵!」と断言
北野幸伯
世界3大投資家の1人、ジョージ・ソロスが最近、習近平を「最も危険な敵」呼ばわりして、話題となっている。筋金入りの「民主主義者」であるにもかかわらず、長年、共産党独裁の中国だけは例外的に支持するほど、中国に入れ上げていた彼に一体、何が起きたのだろうか?
反中に傾く世界、ジョージ・ソロスが「習近平は最も危険な敵!」と断言
トランプが中国に仕掛けた逆転劇、世界は一気に反中に傾いた
北野幸伯
「2018年最大の事件を挙げろ」と質問され、「米中戦争勃発」を挙げる人は多いだろう。それは「貿易戦争」から始まり、「覇権争奪戦」に転化していった。トランプ政権の米国は当初、腰が定まらず、結果的に世界を敵に回すような行動をしていた。しかし、「中国打倒」を決意した後、徐々に「戦略的」になってきている。
トランプが中国に仕掛けた逆転劇、世界は一気に反中に傾いた
中国が米中覇権戦争に絶対勝てない3つの理由
北野幸伯
前回は、米中貿易戦争が覇権争奪戦に転化していることを指摘した。米国は、中国のウイグル人迫害を非難し始め、人民解放軍を制裁し、台湾への軍事支援を強化している。中国は、GDPでも軍事費でも世界2位の大国だ。しかし、この「戦争」で米国には勝てないだろう。その理由を3つ挙げる。
中国が米中覇権戦争に絶対勝てない3つの理由
トランプの「中国潰し」に世界が巻き添え、貿易戦争は覇権争奪戦だ
北野幸伯
エスカレートする一方の米中貿易戦争。これは、もはや「米国の貿易赤字解消」といった次元を超えている。米国は覇権を維持するために、中国つぶしに動き始めたと見るべきだろう。そう、米中貿易戦争は、「米中覇権争奪戦争」でもあるのだ。
トランプの「中国潰し」に世界が巻き添え、貿易戦争は覇権争奪戦だ
トランプはブッシュJr.の失敗を繰り返し、米国の没落を加速する
北野幸伯
米国の外交が迷走している。NATO首脳会議でトランプが欧州諸国を激しく批判した結果、欧州は、米国のライバルである中国、ロシアに接近している。欧州、中国、ロシアが、反米で一体化する?驚愕の事態だが、過去にも同じことがあった。「米国一極世界」を夢見て、失敗したブッシュJr.の時代だ。
トランプはブッシュJr.の失敗を繰り返し、米国の没落を加速する
トランプの暴走は「中東大戦争・世界経済危機」を起こしかねない
北野幸伯
日本人は、欧州と米国を「いつも一緒」「ほとんど同じ」という意味で、「欧米」とまとめた言葉を使う。しかし、「アメリカファースト」を掲げるトランプが、米国と欧州の関係をボロボロにしている。そして、トランプに嫌気がさした欧州は、米国のライバル・中国に急接近している。
トランプの暴走は「中東大戦争・世界経済危機」を起こしかねない
金正恩が米朝会談後に「中国属国化」の道を選んだ理由
北野幸伯
米朝首脳会談から半月が過ぎた。このわずかな期間で、状況は大きく変化している。「歴史的」会談以降、北朝鮮を巡る米中ロのパワーバランスはどう変化したのだろうか?
金正恩が米朝会談後に「中国属国化」の道を選んだ理由
米朝首脳会談、「具体性なし」でも評価すべき理由
北野幸伯
トランプと金正恩が12日、シンガポールで米朝首脳会談を行った。両首脳は何を話し合い、何に合意したのか?これから、米国と北朝鮮はどうなっていくのだろうか?
米朝首脳会談、「具体性なし」でも評価すべき理由
北朝鮮も警戒、米国の「嘘つき癖」が世界を不安定にしている
北野幸伯
トランプと金正恩の歴史的会談は、シンガポールで6月12日に開催されることが決まった。日本人は、「トランプは、金にだまされるのではないか?」と恐れている。その懸念はもっともだが、嘘に関していえば、米国の嘘はもっと頻繁で、もっと巨大である。世界一の経済、軍事大国であるだけに、嘘の悪影響も計り知れない。
北朝鮮も警戒、米国の「嘘つき癖」が世界を不安定にしている
日朝首脳会談が日米関係を破壊!?安倍総理が慎重に動くべき理由
北野幸伯
朝鮮半島情勢が大きく動いている。トランプ大統領が金正恩に会うと決定した直後、今度は安倍総理が日朝首脳会談に向けて動き出した。さらに中朝首脳会談が電撃開催され、南北首脳会談も予定されている。安倍総理は存在感を示したい誘惑にかられるだろうが、拙速に動けば、日米関係を破壊するかもしれない問題行動である。
日朝首脳会談が日米関係を破壊!?安倍総理が慎重に動くべき理由
米ロの戦いがシリアで再燃、最悪シナリオは「中東大戦争勃発」
北野幸伯
昨年末、シリア内戦でプーチンが事実上の「勝利宣言」をした。プーチンは中東の覇権を米国から奪ったように見えたが、ここにきて米国が反撃に転じるなど、情勢は混沌としてきた。
米ロの戦いがシリアで再燃、最悪シナリオは「中東大戦争勃発」
絶対権力者プーチンの再選が決して「楽勝」とは言えない理由
北野幸伯
ロシアで3月18日に実施される大統領選挙。有力な対抗馬はなく、プーチンの再選が確実視されている。しかし、国内に抵抗勢力がまったくないわけではなく、米国もプーチン降ろしに動いている。プーチン再選は「楽勝」とも言えない情勢だ。
絶対権力者プーチンの再選が決して「楽勝」とは言えない理由
トランプ・習近平・プーチン、2017年の「勝者」は誰か
北野幸伯
激動の2017年が、まもなく終わろうとしている。この1年で、世界のパワーバランスは、どう変わったのだろうか?世界を動かす三大国、すなわち米国、中国、ロシアを中心に見てみよう。
トランプ・習近平・プーチン、2017年の「勝者」は誰か
既に始まっている「日中戦争」に勝つための処方箋
北野幸伯
ここのところ改善されてきた日中関係。しかし、安心できる状況にはほど遠い。それどころか、すでに広義の意味での日中戦争は始まっていると考えるべきなのだ。
既に始まっている「日中戦争」に勝つための処方箋
トランプ訪日最大の成果は「中国包囲網」の合意だ
北野幸伯
トランプ大統領が11月5日~7日、訪日した。安倍総理とトランプ大統領、2人の共通課題は「北朝鮮問題」「貿易問題」といわれる。その通りなのだが、もう一つ重要なテーマがあった。「中国問題」だ。
トランプ訪日最大の成果は「中国包囲網」の合意だ
希望の党政権誕生ならその実態は「元民進党内閣」になる
北野幸伯
衆議院選挙が10月22日に実施される。当初は、「自民圧勝」と思われていたが、小池百合子氏の「希望の党」登場で、結果が見えなくなってきた。唯一分かるのは、今回の選挙が「安倍vs小池の戦い」ということだ。今のところ風は、はっきりと希望の党に吹いているように見える。しかし、希望の党が政権をとった後をイメージしてみると、あまり明るい未来は描けない。
希望の党政権誕生ならその実態は「元民進党内閣」になる
金正恩暴走の影にロシアの支援あり、プーチンはなぜ北を守るのか
北野幸伯
金正恩の暴走が止まらない。国連安保理で制裁は強化されているが、中国やロシアが支援を続けているため、状況は好転しないままだ。今回は、支援を強化しているとささやかれるロシアについて、考えてみよう。
金正恩暴走の影にロシアの支援あり、プーチンはなぜ北を守るのか
安倍総理続投が日本の国益、辞めれば習近平が大喜びする理由
北野幸伯
安倍内閣の支持率が急落している。毎日新聞が行った調査によると、支持率はなんと26%。これらの結果を受け、「安倍内閣はもうダメだ」「危険水域に入った」といった声があふれている。しかし筆者は、安倍総理続投が日本の国益であると考えている。
安倍総理続投が日本の国益、辞めれば習近平が大喜びする理由
米国の没落が急加速!「アメリカファースト」政策の大失敗
北野幸伯
トランプ米大統領が孤立している。国内では、「ロシアゲート」で、国際社会では「パリ協定離脱」でバッシングされている。「アメリカファースト」を掲げ、「わが道」を行くトランプ。しかし、「米国を再び偉大にする」という願いとは正反対の結果になっている。
米国の没落が急加速!「アメリカファースト」政策の大失敗
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