
2021.4.5
米国の雇用環境が急改善も、警戒を怠ってはいけない「落とし穴」
3月の米国雇用統計では、雇用者数が7ヵ月ぶりの増加幅を記録し、雇用環境が急回復したことが確認された。今後も力強い回復が続くことに期待が高まる中、リスクは本当にないのか。順調な回復を阻害する「落とし穴」を確認する。
伊藤忠総研 主任研究員
2008年慶應義塾大学経済学部卒業後、大和総研入社。米国経済(ニューヨーク駐在)、日本経済を担当。内閣府(出向)にて月例経済報告や経済財政白書などの分析(主に貿易動向、個人消費)に従事。2017年伊藤忠商事入社、2019年4月より現職。米国、中南米、インドネシアの政治経済情勢、インバウンド(訪日外国人旅行者)を担当
2021.4.5
3月の米国雇用統計では、雇用者数が7ヵ月ぶりの増加幅を記録し、雇用環境が急回復したことが確認された。今後も力強い回復が続くことに期待が高まる中、リスクは本当にないのか。順調な回復を阻害する「落とし穴」を確認する。
2021.3.8
3月5日に発表された2021年2月の米国雇用統計では、感染拡大ペースの減速に伴い行動制約が再び緩和された影響で、雇用環境が予想以上に好転した。しかし、本格回復への道のりはまだ遠そうだ。米国の復活には何が必要なのか。
2021.2.8
2月5日に発表された2021年1月の米国雇用統計では、雇用者数が2ヵ月ぶりの増加に転じ、失業率も改善したものの、その勢いは緩慢だ。コロナ第3波の中、今後の雇用環境の方向性に影響を与える医療・政治の動きを検証する。
2021.1.12
1月8日に発表された2020年12月の米国雇用統計では、コロナショック後の回復局面で初めて雇用者数が減少した。昨年末に成立した追加経済対策やワクチン普及で、景気の底割れは回避されるのか。雇用持ち直しへの期待を検証する。
2020.12.7
12月4日に発表された2020年11月の米国雇用統計では、雇用環境の回復に急ブレーキがかかっていることが確認された。そんな中で期待されるバイデン新政権の追加経済対策だが、議論が紛糾する中でどれだけ期待できるのだろうか。
2020.11.9
2020年10月の米国雇用統計では、景気回復の継続に一部綻びが見られた。さらに、足元で新型コロナの感染が再拡大しており、景気の先行き不透明感が高まっている。大統領選の混乱の中、新政権は適切な対策を打てるだろうか。
2020.10.5
10月3日に発表された2020年9月の米国雇用統計は、5月から回復が続いているものの、そのペースに減速感が強まった。大統領選が1ヵ月後に迫る中、接戦州においては雇用環境の悪化が候補者の支持率較差に影響する可能性がある。
2020.9.7
2020年8月の米国雇用統計は回復ペースが鈍化し、消費者行動の頭打ちもあって先行き不透明感は依然強い。特に、11月の大統領選の接戦州で雇用環境に不安が見られることは、トランプ大統領の再選にどんな影響を与えるだろうか。
2020.8.11
2020年7月の米国雇用統計は、5月から回復が続いていることが確認された。ただしそのペースは鈍化しつつあり、依然コロナショックの影響が半分程度払拭されたに過ぎない。また雇用環境の改善は、今後頭打ちになる可能性がある。
2020.7.6
先日発表された6月の米国雇用統計は、改善に転じた5月からさらに回復の度合いを強めた。コロナ禍によって悪化した雇用環境はすでに大底を脱し、回復過程にあると見られる。しかし、先行きを楽観できない理由がある。
2020.6.8
5月の米国雇用統計は、コロナ禍で歴史的悪化となった4月に続いて悪化することが見込まれたが、ふたを開けてみれば想定外の改善となった。今後はその回復ペースが注目されることになるが、果たして順調にいくだろうか。
2020.5.11
4月の米国雇用統計は、コロナ禍により悪化した3月の雇用環境を大きく上回る歴史的悪化となった。5月も回復のめどは立たない。コロナが雇用に与えている影響は、絶望的なものばかりなのか。こういうときこそ、冷静な検証が必要だ。
2020.4.6
先日発表された2020年3月の米国雇用統計は、2月までの底堅い雇用環境から一転、新型コロナウイルスの影響で大幅な悪化が見られた。米国政府やFRBが矢継ぎ早に対策を打っても、4月以降のさらなる悪化は避けられそうにない。
2020.3.9
先日発表された2020年2月の米国雇用統計は、引き続き雇用・所得環境が堅調に改善していることが示された。しかし一方で、株式相場の暴落など、新型コロナウイルスへの不安が高まっている。米国の雇用に変調は起きるのか。
2020.2.11
2020年1月の米国雇用統計は、引き続き雇用・所得環境が堅調に改善していることが示された。それに伴いインフレ圧力も高まると見られるが、新型コロナウイルスなどの新たな不確実性はどの程度の脅威になるだろうか。
2020.1.20
先日発表された12月の米国雇用統計も好調で、米国経済は内需拡大が続く中、政治面での不透明感払しょく、緩和的な金融政策がサポート役となり、2020年は好スタートを切る見込みだ。しかし、年後半には警戒すべき点がある。
2019.12.9
先日発表された11月の米国雇用統計は、雇用者数が市場予想を大きく上回って増加、失業率も引き続き歴史的低水準を維持した。現地ではインフレ圧力が強まりつつある。金融当局は利下げから転じて、利上げを探る展開になるのか。
2019.11.5
先日発表された10月の米国雇用統計は、雇用環境が良好であることを示す内容だった。そんななか、FOMCは3回目の利下げを実施したが、今後の打ち止めも示唆した。インフレ圧力が徐々に強まる中、次の利上げはいつになるのか。
2019.10.7
9月の米国雇用統計は、強弱入り混じるも総じて堅調で、労働需給のさらなる強まりを示す内容だった。個人消費を中心とした内需が引き続き底堅く拡大するとみられるなか、米FRBは3回連続の利下げに動くのだろうか。
2019.9.10
米国雇用統計では雇用者数の増加ペースが鈍化したが、経済環境は底堅い。FRBの金融政策への影響が大きいと見られる金融市場が、今後出てくる「データ」をどう解釈するかに注目が集まる。そのスタンスには変化の兆しも見られる。
アクセスランキング
松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」《あのときの話題を再発見》
「妊娠してしまいました」と朝礼で泣き崩れる女性教師、給料ステイで3人分の仕事をする現場…“採用難の教育現場”で何が起きているのか
マルちゃん「赤いきつね」と「緑のたぬき」CMを比べてわかった違和感の正体
「寿命が縮まる家」と「長生きできる家」の決定的な違い
「頭の回転が速い子」と「ぼんやりしがちな子」の決定的な違い
松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」《あのときの話題を再発見》
マルちゃん「赤いきつね」CM大炎上はウソ…危機管理のプロが東洋水産の対応を「完璧」と絶賛するワケ
“難関疲れ”でも慶應、早実、聖光の人気は盤石――首都圏・中高一貫校、25年入試で「浮いた学校」「沈んだ学校」〈男子受験生編〉
「寿命が縮まる家」と「長生きできる家」の決定的な違い
「頭の回転が速い子」と「ぼんやりしがちな子」の決定的な違い
闇バイト強盗に「狙われる家」と「嫌がられる家」の明確な違い
松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」《あのときの話題を再発見》
「ホンダの子会社でもよかった」日産社員が漏らした本音…「瀕死の日産」を狙うホンハイは救世主なのか?
上から目線の人は「ご理解いただけましたでしょうか?」と言う。感じのいい人は何と言って確認する?
【医者が教える】ヤバい脂肪ワースト2は「植物油」、ではワースト1は?【書籍オンライン編集部セレクション】
そりゃ辞めるわ…部下がポロポロ離職する上司が無意識に言っている「NGワード」とは?〈再配信〉
【ドムドム社長が考える】起業家として「成功する素質のある人」と「ない人」の“たった1つの違い”とは?
従業員の不満投稿が多い“ブラック”企業ランキング2024【不動産・建設ワースト13】実名と不満のワケを全公開
【ドムドム社長が明かす】絶対に「部下を持たせてはいけない人」の“たった1つの特徴”、能力不足は補えるが…
キヤノン、富士フイルム、リコーの年収「得をした世代」は?キヤノンとリコーはOBが優勢【5世代20年間の推移を独自試算】