2024.2.5 日本のGDPを抜いたドイツ、「円安のせいでしょ」と侮ってはいけない3つの理由 ドイツの2023年のGDP(国内総生産)は米ドル換算で約4兆4500億ドルとなり、日本の約4兆1800億ドル(見込み)を抜いて世界第3位に躍り出たもようである。しかし、人口が日本の3分の2程度かつ最近の景気が低迷しているドイツに、日本が経済規模で抜か…
2023.8.2 「中国依存のドイツ」が欧州主要4カ国で唯一“景気後退”、成長期待できない3つの理由 ドイツの2023年1~3月期実質GDP成長率は2四半期連続のマイナスとなり、欧州主要4カ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)の中で唯一、テクニカルリセッション(統計上判断される景気後退)に陥った。高インフレやECB(欧州中央銀行)による利…
2023.5.26 G7サミットが中国「切り離し」を打ち出さなかった、欧州の“複雑な事情” 5月19~21日に行われたG7広島サミットにおいて、G7首脳は共同声明(コミュニケ)の中で、経済安全保障に関する連携を初めて打ち出した。背景には、主に中国の行動を念頭に置いた、一方的な輸出入制限などで相手国に政治的影響力を行使する「経済的…
2022.9.23 英国トラス新首相が直面する「深刻なインフレ」の実態、長期化不可避の理由 英国では、7月にジョンソン前首相が保守党の党首辞任を突如表明した。コロナ禍の首相官邸でのパーティー報道がなされた昨年末以降、保守党の支持率は低迷していたが、党人事の任命責任を問う形で閣僚が相次いで辞任したことで、追い込まれる形での…