八幡和郎
「どうする家康」は、3月12日の第10回で次女督姫の母となる初めての側室を取ることにしたこと、昨日の第11回で「徳川への改姓」と「信玄との出会い」、それに加え、2回とも「三河平定」に続く「遠江攻略」が主たるテーマだった。

NHK大河ドラマ「どうする家康」では、先週と昨日放送の回は、桶狭間の戦いの4年後に起きた「三河一向一揆」がテーマだった。今回はそのあたりを解説するとともに、ドラマで出てくるような三河武士のうち、大名とか旗本でなく「平凡な武士」になった人々が江戸300年、どんな生活を送ったのか紹介したいと思う。

「どうする家康」では、駿府育ちの都会的青年である松平元康(家康)が、三河の土豪である家臣や親戚、対抗勢力に翻弄されている姿を延々と描いている。今回(第7話2月19日放送)では、名前を元康から家康に改名して、家族主義的経営で苦難を乗り切る決意を語っていた。

NHK大河ドラマ「どうする家康」は第1回、いきなり桶狭間の戦いから始まった。“巨大な今川軍に立ち向かう信長”という通説が誤りの理由とは。
