谷頭和希
「キャッシュレスオンリーの店」が無意識に拡散している「静かな排除」と「社会の分断」
キャッシュレス決済が広がり、「キャッシュレスオンリー」の店が急増している。しかし、こうしたツールを使いこなせる人とそうではない人には「静かな排除」と「分断」が生まれ、街の多様性は失われつつあるのではないか。日本の各地で「ニセコ化」が広がる中、ビジネスをする事業者が意識すべき3つのこととは。※本稿は、谷頭和希『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

ディズニーランド、ホス狂、ニセコ…愛と熱狂を生み出す「嘘のつくり方」
顧客を外国人富裕層に絞ったことで「テーマパーク化」が進んだニセコのように、我々の消費生活においても「ニセコ化」は浸透してきていると都市ジャーナリストの谷頭氏は言う。「推し活」や「ホス狂」のような「集中型消費」を基本とする趣味が広がるなか、消費の「ニセコ化」が生み出すメリット、デメリットを解説する。※本稿は、谷頭和希『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

ウォルト・ディズニーの「憎しみ」を反映!?ディズニーランドに「本物の自然」が1つもないワケ
近年、外国人観光客が集う場所として活況を呈している北海道のニセコ。インバウンド向けの高額な食品やリフト券が販売されるなど、すっかり外国人向けの街となってしまったニセコに困惑する声も上がっているものの、観光地としては大きな成功を収めている。日本各地に広がる「ニセコ化」現象と東京ディズニーランドの共通点を解説する。※本稿は、谷頭和希『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

早稲田のブックオフで未開封の「鬼平犯科帳DVDコレクション」が売られていたワケ
多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている一大古書チェーン・ブックオフ。筆者はブックオフの特徴に、本との偶然の出会いに代表されるような「なんとなく性」があると分析する。ブックオフが持つなんとなく性はどのようにして生まれるのだろうか。本稿は、谷頭和希『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)の一部を抜粋・編集したものです。

ブックオフが死守する「鉄の掟」カオスな商品棚を生む「出し切り」の秘密とは?
多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている一大古書チェーン・ブックオフ。実は、同社が採用している「出し切り」と呼ばれるシステムが、特有の商品棚づくりに一役買っている。ブックオフが持つ「なんとなく性」とはどういうものか。チェーンストア論で注目を集める新進気鋭の書き手が綴る。本稿は、谷頭和希『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)の一部を抜粋・編集したものです。

「ヤンキー&DQNのたまり場」はもう古い!ドンキの歌舞伎町出店で治安が改善した理由
かつて、ヤンキーのたまり場とのイメージも強かった「ドンキホーテ」。だが現在では、あらゆる人に開かれたチェーン店へ進化している。その戦略の一つ「MEGA・ドンキホーテ」についてチェーンストア研究家が解説する。
