伊庭正康
プレーヤーとして優秀な成績を収めていたのに、部下を束ねるマネジャーとしてはなかなか成果が出せない――こんなケースがよくあります。なぜ優秀なプレーヤーが、優秀な上司になれないのか。この問題の背景には、上司としての「思考の切り替え」ができていないことがあります。

パワハラが問題になることも多い昨今、理不尽に部下を叱りつけるのはもっての外だが、甘やかしすぎるのも考えものだ。では、どうすればいいのか。優秀な上司のマネジメントには、シンプルな法則がある。

残業は自己満!残業なしでトップ営業になった私がやった“たった1つの方法”
どうして自分ばかり仕事でつまずくのだろう――。いつも全力で働いているにもかかわらず、誰にも評価してもらえない、なんて悩みを抱えるビジネスパーソンもいるだろう。もしかしたら、そんなあなたに必要なのは“手放すこと”なのかもしれない。がんばりすぎる現代人に身に着けてほしい仕事術とは。本稿は、『それ、捨ててみよう』(伊庭正康、WAVE出版)の一部を抜粋・編集したものです。

パワハラが問題になることも多い昨今、理不尽に部下を叱りつけるのはもっての外だが、甘やかしすぎるのも考えものだ。では、どうすればいいのか。優秀な上司のマネジメントには、シンプルな法則がある。

何を頼んでも二言目には「ムリです」「難しいと思います」と言う消極的な部下。ついつい「つべこべ言わずにやれ!」と言いたくなるが、ここはぐっと我慢。むしろ穏やかに「質問」することが、部下の行動につながるのだ。その際に用いるべき「パワークエスチョン」とは?

「リーダーとして、力強い言葉でメンバーを引っ張らねば」と思っている管理職は多いだろう。しかし、数多くの企業研修を手がける伊庭正康氏によれば、「そうしたリーダー像は時代遅れ」「むしろ嫌われてチーム運営に支障が出ることもある」という。その理由とは?
