野口俊哉
保険ショップなどで複数の保険会社の商品を比較して選べるようになって久しいが、そうした中で、保険会社が最もしのぎを削るのが保険商品の開発だ。では、その保険商品の開発はどのように行われているのか。ひもといてみよう。

新型コロナウイルスに加え、自然災害が猛威を振るっている。そうした中で怖いのは、巨大災害を引き起こす地震の発生だ。地震に備える対策として地震保険が挙げられるが、その中身は複雑だ。仕組みを徹底解説しよう。

新型コロナウイルスの影響で、関心が高まっている医療保険。その医療保険は入院日数の短期化が進展する中で、保障内容が実態と合わなくなりつつある。今後必要になる医療保険とはどのようなものなのだろうか。

ここ数年、毎年のように大規模な自然災害が日本を襲い、損害保険各社の火災保険の支払額は急増している。それに伴い、火災保険の保険料の基礎となる参考純率も2年連続で引き上げられており、保険料が家計を直撃することになる。

複雑で難解な数理の上に成り立つ保険の世界。その数理業務のプロフェッショナルであるアクチュアリーが、保険にまつわる数字について解説する「数字から保険を読む」を開始する。まずは、2020年1月より一時払い終身保険の標準利率が0%に引き下げられることから、標準利率について解説してもらう。
