株式投資で儲ける方法&注目銘柄を大公開!
2017年6月24日公開(2017年8月28日更新)
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ザイ編集部

日経平均採用銘柄で、最も割安&割高な銘柄を発表!
225銘柄の最新「理論株価」を算出し、実際の株価と
乖離している割高&割高な銘柄ランキングを公開!~全上場3648銘柄の最新の理論株価を分析【2017年夏版】(2)~

日経平均株価に採用されている225銘柄の中で、「理論株価」と比較して、もっとも割安&割高な銘柄を発表!

この時期は、3月決算企業の前期の結果と今期の予想が更新され、それに基づいて算出される「理論株価」も大きく変動するタイミング。ダイヤモンド・ザイでは、恒例の「全上場銘柄の理論株価」を掲載している。個別の理論株価とともに日経平均株価の理論株価も紹介しているので、市場全体の方向感を判断できるので便利だ。

今回は、ダイヤモンド・ザイ「理論株価」特集の中から、日経平均株価に採用されていて、実際の株価と理論株価のかい離が激しい「割高株」と「割安株」を紹介する!

日経平均株価の理論株価が3カ月前より急上昇!
理論株価より割安な株は225銘柄中163銘柄も!

 ダイヤモンド・ザイに3カ月に掲載している「理論株価」は、実際の株価と比較ダイヤモンド・ザイすることで、その銘柄が割安なのか、割高なのかが簡単にわかると大評判! あの株主優待名人・桐谷広人さんも株主優待銘柄に投資する場合に利用しているという優れものなのだ。

 ダイヤモンド・ザイでは個別銘柄の理論株価だけでなく、日経平均株価の理論株価も算出。今回の日経平均株価の理論株価は、前回(2017年3月発売号)の1万8187円より14%も上昇し、2万883円となった。一方、実際の日経平均株価も、6月2日に2015年12月以来となる終値での2万円台回復を達成して好調だったが、前回からの上昇率は3.6%、株価は2万170円にとどまった。この結果、日経平均株価は理論株価よりも3%割安に転換した。

 では、その日経平均株価に採用されている225銘柄の場合、それぞれの理論株価と比較して割安なのか? 割高なのか?

 日経平均株価を構成する225銘柄で、理論株価に対して割安なのは163銘柄、割高なのは59銘柄だった。(なお、「荏原(6361)」と「安川電機(6506)」は変則決算のため、「東芝(6502)」は正式な決算発表が延期されたため理論株価は不算出)

 前回は225銘柄中、割安なのが140銘柄で、割高なのは81銘柄だった(不算出は「東芝」など4銘柄)から、割安銘柄が増え、そのぶん割高銘柄が減ったことになる。しかも、割安度は平均31%と前回(26%)よりも5ポイント増加し、割高度は平均42%と前回(57%)から12ポイントも減少している。また、前回より割安度が5ポイント以上アップしている株は79銘柄で、前回(11銘柄)よりも大幅に増加した。

 株価が高い銘柄は日経平均株価に与える影響が大きい。中でも、株価が3万8120円(2017年6月5日時点、以下同)の「ファーストリテイリング(9983)」、2万2345円の「ファナック(6954)」の株価動向は日経平均株価を大きく左右するので気になるところ。

 結果は、前回同様、この2銘柄はいずれも割高。8月決算の「ファーストリテイリング」の理論株価は前回と同じだったが、株価が800円以上上昇したため、割高度は前回(163%)より6ポイント上がった。

 一方、3月決算の「ファナック」は、理論株価を算出する際の重要な要素である1株純資産および予想1株益が増加したことで割高度は前回(146%)よりも66ポイントも減って80%にとどまった。
 
 ただ、「ファーストリテイリング」のほか、「資生堂(4911)」、「花王(4452)」、「キッコーマン(2801)」、「JT(2914)」、「明治ホールディングス(2269)」は割高度が100%以上、つまり実際の株価が理論株価より倍以上も高い。実力以上に買われすぎている銘柄と言え、注意が必要だ。

◆日経平均株価の採用銘柄で「割高度」が100%以上の6銘柄
(割高度が大きい順)
  株価 理論株価 割高度 最新の株価
1位 ◆ファーストリテイリング(9983)
3万8120円 1万4185円 169%割高
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2位 ◆資生堂(4911)
3948円 1543円  156%割高
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3位 ◆花王(4452)
7163円 3106円  131%割高
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4位 ◆キッコーマン(2801)
3620円 1589円  128%割高
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5位 ◆JT(2914)
4183円 2049円  104%割高
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6位 ◆明治HD(2269)
9410円 4629円  103%割高
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※株価は2017年6月5日時点。

日経平均株価の採用銘柄で理論株価より大幅に割安なのは?
1位は前回に引き続き東京電力HD、2位は三井造船!

 一方、投資家として気になるのは投資チャンスがある割安度が高い銘柄。今回、日経平均株価の採用銘柄で50%以上、割安となったのは24銘柄で、前回の12銘柄から倍増している。その24銘柄を割安度が高い順にランキングにしたのが下の表だ。

◆日経平均株価の採用銘柄で「割安度」が50%以上の24銘柄
(割安度が大きい順)
  株価(6/5) 理論株価 割安度 最新の株価
1位 ◆東京電力HD(9501)
459円 2261円 80%割安
2位 ◆三井造船(7003)
155円 488円  68%割安
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3位 ◆三井物産(8031)
1514.5円 4757円  68%割安
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4位 ◆双日(2768)
268円 766円  65%割安
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5位 ◆住友商事(8053)
1460.5円 4056円  64%割安
6位 ◆丸紅(8002)
684.5円 1789円  62%割安
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7位 ◆三菱商事 (8058)
2235.5円 5780円 61%割安
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8位 ◆みずほFG(8411)
197円 496円  60%割安
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9位 ◆伊藤忠商事(8001)
1596.5円 3982円  60%割安
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10位 ◆三井住友FG(8316)
4121円 1万219円  60%割安
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11位 ◆三菱マテリアル(5711)
3125円 7537円  59%割安
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12位 ◆日本板硝子(5202)
855円 2056円  58%割安
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  株価(6/5) 理論株価 割安度 最新の株価
13位 ◆三井住友トラストHD(8309)
3802円 9048円 58%割安
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14位 ◆神戸製鋼所(5406)
1039円 2385円  56%割安
15位 ◆国際石油開発帝石(1605)
1028円 2315円  56%割安
16位 ◆コンコルディアFG(7186)
530円 1163円  54%割安
17位 ◆ふくおかFG(8354)
522円 1145円  54%割安
18位 ◆新生銀行(8303)
190円 413円  54%割安
19位 ◆日新製鋼 (5413)
1218円 2633円 54%割安
20位 ◆三菱UFJ FG(8306)
711.5円 1534円  54%割安
21位 ◆りそなHD(8308)
583.9円 1241円  53%割安
22位 ◆ジェイ エフ イーHD(5411)
1877.5円 3940円  52%割安
23位 ◆三菱ケミカルHD(4188)
861.2円 1797円  52%割安
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24位 ◆日本製紙(3863)
2140円 4304円  50%割安
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※株価は 2017年6月5日時点。

 日経平均株価の採用銘柄の中で、最も割安だったのは前回に引き続き「東京電力ホールディングス(9501)」。前回は前期(2017年3月期)の通期予想に基づいて理論株価を計算、日経平均株価の採用銘柄の中で割安度トップになった。今回は、今期(2018年3月期)の通期予想を基に計算。今期予想は7%増収と、売上高5兆円規模の巨大企業としては大幅なアップを見込んでおり、しかも最終利益は2.2倍にも増加すると予想している。

 この結果、理論株価は前回(1783円)から27ポイントも増加。実際の株価はさほど上昇していないため、割安度は前回(76%)より若干アップして80%になった。原発再稼働などのリスクが依然高い点は留意したいが、割安という意味ではもっと注目されてもいい銘柄だろう。

 割安度2位は「三井造船(7003)」。今期は4%減収、42%減益と予想はさえないが、前期から積み上げた1株純資産が奏功して理論株価は若干ながら上昇、実際の株価は前回よりも下落したため、割安度が改善している。

 3位から7位までは「三井物産(8031)」、「双日(2768)」、「住友商事(8053)」、「丸紅(8002)」、「三菱商事(8058)」と総合商社株が並び、8位の「みずほフィナンシャルグループ(8411)」を挟んで、9位にはまた総合商社の「伊藤忠商事(8001)」がランクインした。商社株はいずれも今期は増収増益を計画しており、前回よりも理論株価は上昇しており、割安度もアップしている。

理論株価の算出方法は?

 最後になったが、理論株価の算出方法を紹介しよう。理論株価はその株の成長価値(予想1株益に将来の想定成長率を掛けて算出)と利益価値(予想1株益に将来利益の織り込み年数を掛けて算出)、そして資産価値(直近の1株純資産)を合計したもの。つまり、業績と財務のデータから算出している。

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