ネット証券会社比較
2013年5月10日公開(2016年7月14日更新)
久保田正伸

最新トレードツールで「踏み上げ銘柄」を見つけて
ラクして儲ける方法とは?

 株価がこれから上がるか、下がるかは誰にもわからない。ただ、株価を動かしているのは投資家の売買。現在、世の中の投資家がどんな売買をしているかは、投資をする前に把握しておきたい。

 世の中の投資家たちの取引を、ある程度具体的に知る方法がある。それが、信用取引の残高情報(信用残)だ。今回は、最新の信用残情報を株取引に活用する便利なツールを紹介しよう。

まず、3分でわかる「信用取引の基礎知識」

 その前に、信用取引の基本的な知識を知っておこう。通常の株取引(現物株取引)は自己資金で行うが、信用取引は自己資金を担保にお金や株券を借りて行なう。そのため自己資金以上の取引が可能となる(ただし、賃料として日々金利がかかる)。

 また、「買い」だけでなく「売り」から始めることもできる。「売り」の場合、最初に仕掛けた株価よりも下落すれば利益となる。

 一般的な信用取引では返済期限(通常は6カ月)がある。信用取引はいわば借金なので、信用取引で買った人は、期限までに返済のために売らなければならないし、売りから始めた人は、後で買わなければならない。

 つまり、買い(売り)残高が多ければ、近い将来、返済による売り(買い)圧力になるのだ。この点が後ほど紹介する売買のヒントになるので、覚えておいてほしい。

 ちなみに、資金や株券を貸し出す機関の日本証券金融(以下、日証金)によれば、現時点での回転日数(返済までの日数)は10.2日(5月8日時点)となっており、比較的、短期売買に利用されていることがわかる。

2種類ある信用取引情報とその見方

 信用取引の情報は、一般的にネット証券でもチェックが可能だ。【図1】で「信用残」の欄を見てほしい。「買」の欄は買い持ちしている株(買い建て玉)数、「売」の欄は、売り持ちしている株(売り建て玉)数を示している。

【図1】芝浦メカトロニクス (6590) の信用情報。5月2日時点。カブドットコム証券のページより。

 「倍率」の意味は、「買」の「売」に対する比率で、【図1】では「買」が「売」の7.08倍もある。信用残情報から考えると、近い将来に売り圧力が強まりそうだ。

 信用取引の残高情報には大きく2種類ある。ひとつが「信用残」、もうひとつが「貸借取引残高」だ。【図1】でも、2つの情報が掲載されている。

「信用残」は、信用取引全体の残高情報を意味する。「貸借取引残高」は、日証金などを使って行われた信用取引の情報だ。つまり、信用残の中には、貸借取引の残高も含まれている。貸借銘柄数は東証で1710銘柄(4月5日時点)、大証で477銘柄(5月1日時点)もあり、多くの銘柄で貸借取引が行なわれている。

貸借銘柄ランキングが見られるSBI証券の「HYPER SBI」

 これら2つの情報は、発表時間が異なっている。信用情報は週1回(第2営業日引け後)、貸借銘柄の情報は毎日発表だ。そこで最新の信用取引動向を把握するには、毎日発表しているの貸借銘柄情報を利用すればいいことになる。

 ところが、多くの証券会社などでは、個別銘柄に関しては貸借銘柄の残高が見られるものの、ランキング情報では週1回更新の信用情報しか見られない。

 しかし、毎日更新の貸借銘柄残高(証金)ランキングが見られるツールがある。SBI証券「HYPER SBI」だ。「HYPER SBI」では、信用ランキングが週1回(第2営業日引け後)、証金ランキングは1日2回(当日の速報を大引け後19時~21時頃、前営業日の確報を正午頃)更新となっている。

証金ランキングから「踏み上げ」銘柄を探せ!

 証金ランキングの使い方の一例を紹介しよう。【図2】では「貸株残増」ランキングを表示している。

【図2】「貸株残増」ランキング。上昇しているのに、売り建てた人が増えた銘柄を探してみよう。

 「貸株残」とは売り建て残高のこと、「融資残」は買い建ての残高を示している。【図2】に表示された銘柄の中でも、「貸株前日比」(売り)が「融資前日比」(買い)よりもずっと多い銘柄をチェックしてみよう。

 前日、貸株残が増えた銘柄のチャートが【図3】。上昇トレンドの中で売り建てるのはとても危険な行為だ。売り方は、予想に反して上昇すると、損失が無限大に膨らんでしまう。そこで、たまらず買い返済することで上昇力が継続する、いわゆる「踏み上げ」が起きる。

【図3】5月10日終値時点のチャート。前営業日(5月9日)時点で売り建てが一気に増えた銘柄が上昇したため「踏み上げ」が起きた可能性がある。

 【図3】のアイフル(8515)やシャープ(6753)は、「踏み上げ」が起きたと思われる。これらの銘柄はそもそも貸借比率が1倍以下と低い上に、前営業日に売り建て玉が増えた。翌営業日に高く寄りついたことで、慌てて買い返済した人もいたはずだ。こういった銘柄を買えば、上昇トレンドに乗れる可能性があるのだ。

 以下のような銘柄では「踏み上げ」が起きていると考えられる。

・チャートが上昇トレンド
・貸株が融資に比べて一気に増えた
・そもそも貸借倍率が低い
・ザラ場も上昇

 「証金ランキング」では、貸株・融資それぞれの「増」「減」、申込み数のランキングが表示できる。「踏み上げ」以外にも取引のチャンスが色々見つかりそうだ。自分なりに工夫して、取引に役立てていただきたい。

 なお、「HYPER SBI」はSBI証券の口座開設をした会員向けのツール。利用料金は以下のとおり。無料で使用できる条件もある。

●「HYPER SBI」利用料金……月額1029円/3カ月3087円

※無料使用条件
(1)現物取引で前月約定が1回以上かつ、電子交付サービス利用している
(2)信用取引口座か先物・オプション取引口座を開設している

※本記事の目的は、トレードツールの機能紹介であり、個別の銘柄を推奨するものではありません。

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