ネット証券会社比較
2014年10月24日公開(2016年5月27日更新)
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ネット証券会社比較

本当におすすめのネット証券会社をザイ編集部が徹底比較!さらにネット証券の各手数料や取引ツールなどでも比較、人気のランキングも紹介。ネット証券の口座開設キャンペーンなどもお得情報や、新しい金融商品の紹介記事など、さまざまな切り口からネット証券会社のお得情報をお伝えします。気になったネット証券会社の口座開設(いずれも無料)もすぐに申し込めます!

久保田正伸

中間決算発表の見方、
好業績の銘柄の見つけ方6つの基本とは?

10月下旬から11月にかけて3月期決算企業の中間決算発表が最盛期を迎える。そこで、最近、充実度が増しているネット証券各社が提供する決算関連情報を利用し、決算発表をチェックする6つの基本を伝授。具体的に有望な銘柄情報も紹介しよう。

 9月26日(金)からSBI証券の決算情報がグレードアップした。経常利益や会社予想、達成率など、ほぼリアルタイムで更新・確認が可能になっている。その他、見やすい決算情報を提供するネット証券をまとめたのが【図表1】。この情報を活用しつつ、決算情報の見方、6つの基本を紹介しよう。

【図表1】ネット証券各社の見やすい決算情報

ネット証券 情報欄 個別銘柄欄発表日表示 決算発表カレンダー 業績推移グラフ表示 四半期業績表示 業績予想/コンセンサス 決算・業績レポート
SBI証券 国内株式 四季報/
IFIS
モーニングスター
岡三オンライン証券 株式投資情報局、岡三ネットトレーダープレミアム 岡三/
ロイター
岡三レーティング情報
カブドットコム証券 個別
銘柄情報
○(東証主要企業のみ) 三菱UFJモルガンスタンレー/ロイター 三菱UFJモルガンスタンレー証券
松井証券 QUICKリサーチネット QBR/
QUICK
QUICK企業研究所
マネックス証券 決算&
業績予想
四季報/
IFIS
JPモルガン、TIW
楽天証券 国内株式 四季報/
IFIS
決算速報(Longine)

※コンセンサス情報や決算・業績レポートは、表示されない企業もあります。

 

その1 決算の日程をチェック

 決算発表日が掲載されたカレンダーは、【図表1】のすべての証券会社にある。また、SBI証券の場合、口座ログイン後の個別銘柄「業績」欄に決算の日程が表示されており、チャートや株価情報と同様にチェックできる点が便利だ【図表2】。

【図表2】決算予定日に加え、「決算発表間近」「決算発表速報」などの注意書きが出ており、見やすい
拡大画像表示

その2 過去から未来へ~業績の流れ

 株の値動きは企業の利益推移に大きく左右される。過去の利益から今期の通期予想の流れをチェックしよう。

 【図表3】の銘柄は今期予想だけでなく、3期先まで順調な利益予想が出ており、株価も堅調な推移が期待できる。

【図表3】会社予想に加えて、銘柄によっては、アナリスト予想、コンセンサス(アナリスト予想の平均)が2期、3期先まで表示される

 多くのネット証券では四季報情報で業績の推移が数字で見られるが、「QUICKリサーチネット」ならグラフで表示可能【図表1、3】。「QUICKリサーチネット」は、通常は有料コンテンツだが、松井証券利用者なら無料で見られる。

 

【表2】の一日信用取引の料金とは別途かかる。なお、建玉上限は5月7日以降50単元となっている。

その3 四半期ごとの達成度=進捗率

 四半期ごとの決算発表では「進捗率」が重要で、さまざまなことが読みとれる。進捗率とは通期の業績予想に対する、四半期ごとの達成率のこと。【図表1】で「四半期表示」に○がついた証券会社は、進捗率もチェックが可能だ。

 進捗率を単純に考えると、1年を4分割した四半期で25%ずつ利益を積み増せば、通期予想が達成できる計算になる。

 第1四半期(1Q)で達成率が25%を大きく超えている場合、「会社予想が保守的で今後上方修正が出るかも」といった読みができる。

 【図表4】の企業では、第1四半期(1Q)で進捗率がたったの4.3%しかない。しかし、前期の状況(画面の下の方)を見ると、前期の1Qもたったの9.3%だったが、3Q、4Qで挽回して100.1%に達した。過去の推移を見ることで、「1Qの進捗率が低いのは、この企業(業界)の特徴かもしれない」と考えられる。決算短信などで、そういった事情をチェックしてみるといいだろう。

【図表4】マネックス証券の「決算&業績予想」で「進ちょく/予定」を表示。「進ちょくグラフ」では、実績の棒グラフに会社予想、コンセンサスがプロットされ、予想と実績が対比できる
拡大画像表示

その4 会社発表履歴から傾向をつかめ!

 上方修正や増配など、会社発表の履歴を見ることも重要だ。上方修正や増配などを連続で発表するケースも多い。また、どの四半期のタイミングで発表を出したかも、今後を占う上で参考になる。

 【図表5】はSBI証券で表示された会社発表履歴。上方修正や増配など、発表内容がアイコン化されており一目瞭然だ。一般的な「適時開示」情報の場合、企業発表の見出し表示(たとえば、「業績予想の修正に関するお知らせ」)であり、内容を見るには、各見出しをいちいちクリックしなければならない。

【図表5】SBI証券の会社発表履歴。各決算期の発表内容とその履歴が一目瞭然だ

 

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【関連記事】【SBI証券のおすすめポイントはココだ!】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実のネット証券最大手
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その5 会社予想とコンセンサス予想を比べる

 アナリスト予想やコンセンサス(複数のアナリスト予想の平均)と、会社が発表した予想・実績の違いが株価に影響を与える。

 たとえば、コンセンサスが会社予想を上回っていれば、上方修正の期待が持てる。コンセンサスを上回る決算発表が出れば「サプライズで株価が急騰!」となるかも。

 サプライズの判断を下すには、コンセンサスをあらかじめ知っておく必要がある。コンセンサスは、【図表1】に掲載したすべてのネット証券で見られる。

  ところで、三菱電機(6503)東芝(6502)などコンセンサスが高い企業が多数見つかる便利な一覧表がある。SMBC日興証券のレポート「Weekly Outlook(10月16日)」には、この中間発表時期の主要企業について、決算スケジュールと会社予想、コンセンサス予想などが掲載されている。

SMBC日興証券では、決算発表時期が近づくと、いつもこの表を掲載するので、有望企業が見つけやすい(「Weekly Outlook」の最新号はサイト公開。口座開設者はバックナンバーも閲覧可能)。

マネックス証券の「決算&業績予想」では、コンセンサスを使ったランキング表示が可能だ。「経常利益予想コンセンサス上昇ランキング」は、直近一週間の経常利益予想上昇銘柄が表示される。このランキングデータ(CSVの表形式)は、ダウンロードし自分で加工できる。

 そこで、表計算ソフトを使い、経常利益について、コンセンサスと会社予想の乖離率が高い順に並び替えたのが【図表6】だ。表中にあるローム(6963)は、10月16日に上方修正が発表されたが、その他の銘柄も上方修正が出るかもしれない。

【図表6】コンセンサス経常利益かい離が高い銘柄

銘柄名(コード) 決算発表予定日 経常利益かい離(%) 増益率会社予想(%) 増益率コンセンサス(%)
ローム(6963) 11/6 51.76 -29 7.75
日本空港ビル(9706) 11/5 31.25 32.8 74.3
住友金属鉱山(5713) 11/10 20.57 -2.06 18.09
富士重工業(7270) 10/31 19.46 4.95 25.38
トヨタ自動車(7203) 11/5 17.73 -2.09 15.27
日本航空(9201) 10/31 17.62 -14.36 0.73
アドバンテスト(6857) 10/28 17.2 128.17 133.01
ANA HD(9202) 10/30 15.93 28.12 48.53
村田製作所(6981) 10/31 15.61 11.84 29.29
住友重機械工業(6302) 10/30 15.22 1.52 16.97

※マネックス証券の「決算&業績予想」の「経常利益予想コンセンサス上昇ランキング」(10月22日時点で過去1週間のコンセンサス上昇銘柄)。

 

その6 決算発表前後にアナリストの見解を読む

 個別銘柄についてアナリストが調査したレポートが読めれば心強いが、複数銘柄のレポートをいちいち探すのは面倒だ。

 そこで、マネックス証券の登録銘柄のアナリストレポート表示機能がおすすめ。チェックしたい銘柄をあらかじめ登録しておけば、いつ、どの銘柄にレポートが出たかがひと目でわかる【図表7】。

【図表7】JPモルガンとTIWからレポートが出た日が掲載される。投資のポイントや業績予想が読める

楽天証券では、今年5月から「決算速報」を開始。主要企業についてのみだが、ベテランアナリストによる決算の第一印象、簡潔な分析が、決算発表の翌営業日の寄付き前に配信される。

 ところで、ふつうアナリストレポートは、主要企業のみだが、SMBC日興証券ならば、主要ではない企業でも業績予想などをまとめたレポートが読める。同証券によるレポートに加えて、決算チェックに役立つのが「四季報銘柄レポート」だ。「四季報」の執筆記者による最新の業績予想、業績評価指標が週次更新されている。特に決算発表時期には役立つだろう。

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