最下層からの成り上がり投資術!
【第172回】 2015年7月28日公開(2015年8月4日更新)
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「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

またまた急落が始まった上海株市場。
中国政府の習性が分かれば心配なしだが、
世界の株式市場と日本株への影響は?

 再び、外部環境が悪化し、世界同時株安状態です。

 まず、27日の上海総合指数の終値は前週末比345.350ポイント(8.5%)安の3725.558ポイントでした。1日の下落幅としては2008年1月22日(354ポイント)以来約7年6カ月ぶり、下落率としては2007年2月27日(8.8%)以来、8年5カ月ぶりの大きさでした。

上海総合指数チャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 そして、28日午前の上海総合指数も下げ、一時、前日比5.05%安の3537.358ポイントを付けました。この急落の背景は、国際通貨基金(IMF)が中国当局による相場介入を抑制するよう求めたとの観測に加え、国内景気の減速懸念の強まりと、さらに、政府の株価維持策(PKO)の出口時期への思惑が強まったことです。

 また、27日の米株式市場でNYダウは5日続落しました。終値は前週末比127.94ドル安の17440.59ドルと、2月2日以来およそ半年ぶりの安値を付けました。

NYダウチャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 ナスダック総合株価指数も5日続落し、同48.854ポイント安の5039.776ポイントでした。27日の米国株に関しては、中国株安を受け、WTI期近の9月物が前週末比0.75ドル安の1バレル47.39ドルで取引を終えるなどで、エネルギー関連株が売られたことが影響しました。

日経平均株価は「結構いいところまで調整した」

 この外部環境の悪化を受け、ザラ場ベースでは、7月9日の1万9115.20円から21日に2万850.00円まで勢いよく戻った日経平均株価も戻り一服しています。

日経平均株価チャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 28日に前場には一時2万70.62円まで下落しました。なお、9日から21日までの上げ幅は1734.8円です。この半値押しが1万9982.6円です。終値ベースでみると、7月10日の1万9779.83円から21日の2万841.97円までの戻り幅は1062.14円でした。半値押しは2万310.90円です。そうこう考えると、28日前場の2万70.62円までの下落で、値幅的に結構いいところまで調整したのというのが実感です。

前回当欄で指摘したように、8月から10月初旬にかけ、日銀を中心にした公的資金の買いが力強く支える中、外国人投資家や国内機関投資家および個人投資家の買いも加わり、全員参加型の上昇相場が到来することになるとの見方は不変です。

 よって、日経平均株価が75日移動平均線(28日現在2万177.87円)を下回った局面は、「逆張り的に絶好の買い場」とみています。そして、これも繰り返しになりますが、狙うべきは、値動き2倍の「ブル型・レバレッジ型ETF」、メガバンクをメインにした銀行、証券の「3本の矢」です。

<主なブル型・レバレッジ型ETF>
*銘柄名をクリックすると詳細がご覧になれます(SBI証券のサイトに移動します)

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TOPIXブル2倍上場投信(1568)
NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)
日経平均ブル2倍上場投信(1579)

日経平均株価は、7月9日の1万9115.20円で1番底を打ちました。目先天井は、21日の2万850.00円です。そして、2番底は28日の2万70.62円で付けた可能性が高く、万が一、割り込んでも、先述のザラ場ベースの半値押しの1万9982.6円付近で、ボトム・アウトするとみています。戻し始めたら、まずは一旦割り込んだ25日移動平均線(28日前場2万404.65円)の攻防を演じ、期待・想定通り25日移動平均線の上抜けに成功したら、21日の2万850.00円との「ダブル・トップ」を目指すことでしょう。そして、2万850.00円上抜けなら、6月24日の2万952.71円から、7月9日の1万9115.20円までの下げ幅(1837.51円)の倍返しの2万2790.22円までの上昇確度が一段と高まることでしょう。

目先の日本株は下がっても上がっても「買い」のチャンス

 正直目先の日本株への待機資金及び買い需要は潤沢です。個人の「マネー・リザーブ・ファンド」(MRF)は5月末に初めて12兆円を超えましたし、今年も、少額投資非課税制度(NISA)を通じた買いも入るでしょう。

 また、日銀、共済年金、ゆうちょ銀行、GPIFなどの国内公的資金の買いのほか、欧州の年金基金、アジアの政府系ファンドなどの外国人機関投資家の買いも見込めるからです。もちろん、7月初旬や、ここ最近のような外部環境悪化では、売り圧力が増して押し目を形成するでしょうが、実は、そのような局面こそ、絶好の買い場になるでしょう。少なくとも、これから10月くらいまでは・・・。

 なお、目先の日本株は上海株市場の動向に大きく影響を受けそうです。

 しかし、中国政府は形振り構わず、何でもアリの株価維持策をガンガン繰り出していく見通しです。よって、急落すればその都度、それなりの対応をするはずです。少なくとも、政府が「作為的な相場形成」を諦めるまでは、それほど心配する必要はないと考えます。むしろ、上海株が急落すれば、またゾロ、政府がインチキ株価押し上げ対策を打ち出す可能性が高いため、世界的に株は「買い場到来」と判断するべきでしょう。

 以上みてきたように、とにかく目先の日本株は、下がれば「逆張り的に絶好の押し目買い好機」、上がっても「順張り的に絶好のトレンド・フォローの買い好機」とのスタンスで対応しましょう。(笑)

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