最下層からの成り上がり投資術!
【第196回】 2016年1月19日公開(2016年1月28日更新)
バックナンバー

「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

相場はいずれどこかで底打ちするもの。
いずれ訪れる儲けやすい局面で勝負するために
現在はリスク管理をして投資資金を残しておけ!

 2016年の日本株は最悪のスタートを切り、非常に悪い状況が続いています。大発会の4日から18日まで、10日間の立会がありましたが、前日比で日経平均株価が上昇したのは13日(496.67円高)のわずか1日だけです。1勝9敗です。

日経平均株価チャート(日足・1年)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 この10日間で日経平均株価は終値ベースで2078.14円下落しました。この下落を受け、証券各社の支店や、投資顧問会社には、怒ったり、不安になった顧客から問い合わせの電話が毎日殺到しているそうです。

買い方がほとんどいない株式市場。
個人投資家はギリギリの状態が続く

 現在の買い方は、優良株のバーゲンハンターの個人と、年金等の長期資金、一般事業法人の自社株買いくらいしか見当たりません。また、主力の大型株に関しては、バリュエーションからみて割安と判断とされたら、内外の機関投資家からの買いも期待できるでしょう。このため、現状のような相場では、そのような買いが見込める大型株を狙うべきです。

 一方、日経平均株価が1万7000円割れの状況を受け、信用取引を行っている投資家には追証が発生、または、維持率がギリギリの追証発生予備軍が多数発生しているもようです。このため、信用取引の比率が東証1部より高く、また、個人投資家の関与率が相対的に高い新興市場中心に、小型材料株の足元の株式需給は相当悪いとみておく必要がありそうです。

 いずれどこかで、相場は底打ちすると思います。その際には、指数寄与度の大きい主力の大型株が上がり、日経平均株価を力強く押し上げるステージが最初に訪れ、その後、指数が上げ止まってから、出遅れていた小型株が買い戻される。そんなイメージです。

オイルマネーが売っているとの情報も。
原油先物価格の下落が止まることが肝要

 ただし、底打ちするには、外国人の売りが細る、または、買い越しに転じてこないと厳しいです。例えば、1月第1週(4~8日)の投資部門別株式売買動向では、外国人は2週ぶりに売り越し、売越額は4471億円でした。また、1月第1週(4日~8日)の日経平均株価先物とTOPIX先物の投資部門別売買動向では、外国人は7週連続で売り越しました。日経平均株価先物とTOPIX先物を合算した売越額は5533億円でした。外国人は現物(4471億円)、先物(5533億円)、合計で1兆4億円の大幅売り越しです。この規模の売りが続くようだと、底打ちなんて、夢のまた夢です。

 真偽のほどは不明ですが、この売りはオイルマネーが主体で、これにヘッジファンドが便乗していると観測されます。このため、外国人の売りが細るためには、原油先物価格の下落に歯止めが掛かる必要があります。中東の産油国のSWF(ソブリン・ウエルス・ファンド)はこれまで、世界の金融市場で巨額の資金運用をしてきた。しかし、足元の急激な原油安で売却収入が目減りしたため、財政赤字となり、その赤字を補填するためにSWFで保有する株式などを売却しているとみられます。

 もちろん、原油先物価格が下落を続けても、SWFの売りが一巡すれば、世界の株式市場の底打ちは見込めます。しかし、その売りが根本的に止まるには、原油先物価格の底打ちが必要でしょう。底を打つには、産油国が供給を絞る減産か、中国を中心に世界景気が回復し需要が回復するしかありません。現時点では、これらのどれもメドがついていないので、オイルマネーの市場からの流出及びそれに乗じたファンド勢の売りは続く見通しです。

1月末の黒田バズーカ第3弾を待つ市場。
「ゼロ回答」のショック安発生にも備えろ

 一方、国内では、日銀による黒田バズーカ第3弾の有無が注目されます。日銀の黒田東彦総裁は15日の参院予算委員会で「現時点で追加緩和するという考えはない」「物価の基調に変化が生じた場合はちゅうちょなく金融政策を調整する用意がある」と発言しています。

 ちなみに、2015年12月の国内企業物価指数は、前年同月比で3.4%下落しました。前月比では0.3%下落し7カ月連続でマイナスです。年平均は消費増税の影響を除くベースでは2.9%下落し、3年ぶりに下落しています。主因は原油価格下落に伴う関連製品の価格の下落です。足元で、原油価格が下落を続けていることに加え、外国為替市場でドル安・円高が進行しているため、1月以降の国内企業物価指数は下落基調を続けそうです。

 このような状況下、日銀は1月28~29日に金融政策決定会合を開催します。ここで、黒田バズーカ第3弾が発射されるようなら、日本株は底打ちを果たすかもしれません。ですが、市場に大いなるサプライズを与え、売り方を慌てさせ、大規模な踏み上げを誘うことができるのかどうか、現時点では未知数です。

 一方、現状のような株安、円高を受けても、日銀が「ゼロ回答」だった場合のショック安発生もリスクとして留意しておく必要があります。

いまは慌てて投資をする必要はない。
いずれ来る上昇相場のために種銭を残しておけ

 それでも、28~29日までは、バズーカ第3弾発射への期待が燻り続けるはずです。本日19日を含むと29日までは9日間の立会です。

 リスク選好型の積極的な投資家なら、この間の基本戦略としては、日経平均株価に関しては、18日の1万6665.05円をロスカットラインにした、リバウンド狙いです。最低限の戻りメドは5日移動平均線です。同線をクリアできるようなら心理的節目の1万7500円や、(執筆時点で)今年に入って唯一前日比プラスとなった13日の高値1万7717.75円あたりまでの戻りが見込めると考えます。もちろんこれは、自律反発の範囲内の動きです。

 一方、バズーカ第3弾発射への期待が燻り続けるものの、外部環境の悪化(原油安、円高、米株安、上海株安など)が止まらず、外国人の売りが加速し、18日の1万6665.05円は単なる通過点となる可能性も低くはありません。この場合は、28~29日までの日経平均株価は政策を催促することになる見通しです。声なき市場は、下がることでしか政策を催促するしかありません。このため、リスク回避型の慎重な投資家は、あくまでも市場参加は日銀の政策発動の有無を見極めてからということになるでしょう。

 あなたがいずれの戦略を採用するにしても、慌てる必要はないと思います。儲けにくい相場が終われば、しばらくすれば儲け易い相場が普通は到来します。大抵の場合、相場はその繰り返しですから・・・。その儲け易い局面で、種銭が無いことが投資家にとって最も辛いことなのです。だからこそ、リスク管理を徹底し、現在の難局を上手くやり過ごし、生き残ることに徹しましょう。
 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
株主優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

【2016年9月時点・最新情報】
◆【ネット証券会社おすすめ比較!】
手数料、取引ツールetc.で比較!おすすめネット証券はココだ!

株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 口座開設
10万円 30万円 50万円
 ◆GMOクリック証券
88円 241円 241円
ネット証券比較!人気ランキング!GMOクリック証券の詳細情報はこちら!
【GMOクリック証券のメリット】
株式売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、株主優待名人・桐谷広人さんも利用している人気の証券会社。近年は各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、ネット証券で上位5社に食い込むほど急成している。本格派のトレードツール「スーパーはっちゅう君」は株と先物取引の両方に利用できる優れもの。また、商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFD(差金決済取引)まである充実ぶり。CFDでは「日本225」「原油」「米国30」ほか、株式指数、商品(コモディティ)指数、人気の外国株など多彩な取引ができるので、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできて便利だ。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ!
【関連記事】
◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は?手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!~桐谷広人さんの「ネット証券口座事情」~
◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!~コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長
GMOクリック証券の公式サイトはこちら
 ◆楽天証券
139円 272円 272円
ネット証券比較!人気ランキング!楽天証券の詳細情報はこちら!
【楽天証券のメリット】
2016年5月に手数料を大幅改定
し、ネット証券でも格安レベルでお得な「超割コース」が誕生! 約定代金が安くても高くても、割安な手数料で売買できるようになった。この「超割コース」のほか、「ワンショットコース」「いちにち定額コース」もあり、自分の売買高に応じてお得な料金コースを選べるのも魅力。また、取引はもちろん、ニュース、投資情報、入出金などに使えるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。「日経テレコン」では日経新聞の記事も無料で購読が可能。さらに、国内外の多彩な商品揃えも特長で、投資信託が2000本以上米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので長期的な分散投資にも便利。投資に役立つメールサービス「マーケットアロー」や毎日読める投資レポート&コラムは、投資の知力アップにおすすめだ。
【関連記事】
◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい!
楽天証券の公式サイトはこちら
 ◆松井証券
0円
(一日定額制の場合)
300円
(一日定額制の場合)
500円
(一日定額制の場合)
証券会社(ネット証券)おすすめ人気ランキング!松井証券の詳細情報はこちら!
【松井証券のメリット】
松井証券のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば手数料が無料になる点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。「顧客満足度調査」で第1位を獲得しており、取引ツール「ネットストックハイスピード」の利便性などは折り紙つき。チャートの形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」をより利用しているという株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業のデイトレーダーでも利便性が高いサービスが充実しているので、初心者以外にもおすすめ!
【関連記事】
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
◆松井証券のおすすめポイントはココだ!~松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう!
松井証券の公式サイトはこちら
 ◆カブドットコム証券
90円 250円 250円
ネット証券比較!人気ランキング!カブドットコム証券の詳細情報はこちら!
【カブドットコム証券のメリット】
口座開設を申込後、最短で翌日から取引可能なので、思い立ったらすぐに株式投資を始められるのが魅力。「リスク管理追求型サービス」として、逆指値やトレーリングストップなど、自動売買ができる。リスクを抑えつつ、利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ!一方、短期売買に役立つのが板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」だ。「リアルタイム株価予測」を備え、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する。三菱UFJフィナンシャル・グループである点も強み。同グループ関連の指定のETFは、手数料無料の「フリーETF」として、低コストな分散投資に役立つ。その他、スクリーニングツール「kabuナビ」、アナリストレポートは、自分なりに旬の銘柄を探したい人に役立つ。投資信託の積立は最低500円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。
【関連記事】
◆【カブドットコム証券おすすめのポイントはココだ!】無料の「フリーETF」や 最強銘柄選びツールの賢い使い方とは?
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
カブドットコム証券の公式サイトはこちら
株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 口座開設
10万円 30万円 50万円
 ◆マネックス証券
100円 250円 450円
ネット証券比較!人気ランキング!マネックス証券の詳細情報はこちら!
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントはココだ!】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の公式サイトはこちら
 ◆SBI証券
139円 272円 272円
ネット証券比較!人気ランキング!SBI証券の詳細情報はこちら!
【SBI証券のメリット】
証券口座開設数300万超はネット証券で1位。そもそも手数料の安さが人気の理由だったが、安いだけでなく、大手ならではの他社に秀でたサービスにも注目したい。たとえば、投資信託の取り扱いは2000本超でダントツ。IPOの取扱いもネット証券で1位。PTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合がある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、ASEAN株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には必須の証券会社と言えるだろう。
【関連記事】
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実のネット証券最大手
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
SBI証券の公式サイトはこちら
*1 松井証券の手数料は一日定額制の場合 ※手数料は各社とも税抜

 

手数料の安さ、外国株や投資信託の豊富さに加え、
口座開設すれば利用できる「日経テレコン」で
日経新聞の無料購読も可能!⇒関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!楽天証券の公式サイトはこちら

 

日経新聞が無料で購読可能! NISAの手数料が最安! 口座開設の早さはピカイチ!
楽天証券
楽天証券
手数料の安さ、ツールの
使いやすさが魅力!
マネックスの口座開設はこちら!
マネックス証券
日本株も海外株もNISAの手数料が無料
カブドットコム証券証券の口座開設はこちら!
カブドットコム
証券

最短翌日に取引可能な
スピード口座開設も!
取引ツールで日経新聞が無料で読めるメリット大!関連記事 NISAの手数料の安さがピカイチで商品も充実!関連記事 口座開設が早いだけでなく手数料も最安レベル!関連記事
Special topics pr

[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2016]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2016年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめクレジットカード!ANAカードでマイルを貯める裏ワザとは? その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

JR九州株の買い方
人気株500激辛診断
株で今儲ける方法20

11月号9月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

【付録は桐谷さん監修の優待株管理ノート】
10月上場決定!JR九州株の正しい買い方
・短期も長期もOK!「株で今儲ける20の方法
・今、トヨタソニー絶好の買い時ワケ
株価安定年4回配当株を発見
東証1部昇格株を先回りをして買え
日銀ETF買いでこれから買える株
低リスク投資なら優待付き私鉄株
JPX400銘柄入替は除外株に乗れ
買いの10万円株高配当株優待株21
割安割高全3615銘柄最新理論株価
日経平均に勝った日本株投信ベスト10
・さわかみ、ひふみなど人気投信を診断
葬儀とお墓のお金の大研究

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

お得な株主優待情報!最新情報、株主優待ランキング!他お得な情報を更新中! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!