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2016年6月29日公開(2016年7月1日更新)
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ザイ編集部

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株価が調整中の時こそ、株は勇気を持って買うことが重要だが、こうした時には勝つことはもちろん「負けない」こともしっかり意識することが大切だ。そのためには投資の基本をあらためて認識して守ること。いつも以上に慎重な投資をするための心構えを教えよう。

■心構え1
シビアな銘柄選びが極めて重要。多面的な視点でチェックすること

 その昔、バブル期に女性が結婚相手に求める条件として「3高」(高収入・高学歴・高身長)という言葉がはやった。そして、今モテるのは「結婚生活に強い」「不景気に強い」「身体が強い」の「3強」を備えている男性だという。

 先行きが不透明な今、投資でも銘柄の選別が極めて重要だとプロたちは口を揃える。選ぶべきは、結婚相手と同様に複数の実力を備えた「強い」株だ。

 円高や不景気にも負けないくらいの稼ぐ力があるか、ライバル企業を打ち負かす技術力やビジネスモデルを持っているか、財務面に不安はないか、成長のための投資をしっかり行なっているか、などをより厳しくチェックする必要がある。

 そもそもこれは投資の基本なのだが、不透明な今こそ、基本が重要だということだ。もうアベノミクス開始直後のような“目をつぶって買っても上がる”状況ではない。「弱い株」は振り落とされ、「強い株」だけが上がっていくのだ。

■心構え2
下方修正で痛い目に遭わないようオオカミ少年企業を見抜くこと

 「強い株」を選ぶにあたって、会社予想を見るのは基本中の基本。ところがやっかいなことに、好決算の予想を出しておきながら後で下方修正をする企業が少なからず存在する。

 こうした株を避ける簡単な方法は、過去ひんぱんに下方修正を行なっていないかをチェックすることだ。ほとんど毎年、下方修正するような“オオカミ少年”企業もある。一方で、期初は慎重な予想を出して、後で上方修正をするのが恒例の企業も。自動車関連などでその傾向が強い。

 ニッセイ基礎研究所の井出真吾さんによれば、中間決算で予想利益の下方修正を行なった企業の約6割は、最終の実績がさらに下ブレしているとのこと。逆に上方修正した企業では、実に8割がさらに上ブレて着地しているという。業績予想の修正のクセをしっかり見抜きたい。

◆直近7期のうち6期以上で業績予想を下方修正した主な企業
銘柄名(コード) 最新株価
鹿島(1812)
鹿島(1812)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
キリンホールディングス(2503)
キリンホールディングス(2503)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
日清紡ホールディングス(3105)
日清紡ホールディングス(3105)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
昭和シェル石油(5002)
昭和シェル石油(5002)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
東燃ゼネラル石油(5012)
東燃ゼネラル石油(5012)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
JXホールディングス(5020)
JXホールディングス(5020) (SBI証券のチャート画面へ遷移します)
三菱マテリアル(5711)
三菱マテリアル(5711)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
JVCケンウッド(6632)
JVCケンウッド(6632)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
ソニー(6758)
ソニー(6758)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
船井電機(6839)
船井電機(6839)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
ニコン(7731)
ニコン(7731)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
任天堂(7974)
任天堂(7974)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
セイコーホールディングス(8050)
セイコーホールディングス(8050)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
ベスト電器(8175)
ベスト電器(8175)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
近鉄百貨店(8244)
近鉄百貨店(8244)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
アコム(8572)
アコム(8572)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
明和地所(8869)
明和地所(8869)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
日本郵船(9101)
日本郵船(9101)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)
商船三井(9104)
商船三井(9104)(SBI証券のチャート画面へ遷移します)

 

■心構え3
海外発の悪影響も想定しつつ、最悪の事態のショックに備えること

 この先、海外で世界経済を揺るがし、株価暴落を引き起こしかねないリスクが多数待ち構えている。6月23日の英国のEU離脱を問う国民投票ではEU離脱が決定し世界の株式市場が暴落したが、この後も米国の“トランプ大統領”誕生の可能性、欧州の難民問題、中東諸国の衝突とテロ、ブラジルの汚職問題、そして中国の景気失速など、不安要素には事欠かない。

 こうした海外発のリスクへの対策は、もしものときにパニックに陥らないよう、“最悪の事態も想定してショックに備えておく”ことだ。心理面だけではない。投資の対象を分散する、投資資産の一定割合は常に現金で持つ、などの基本を徹底しよう。例えば内需株と外需株、大型株と小型株などに分散し、できれば海外株や債券も持っておきたい。投資信託やETFを使えば資金も手間も少なくてすむ。

■心構え4
逆風でも業績が下ブレしにくい「稼ぐ力」の強い株を選ぶこと

 重視したいのは企業の「稼ぐ力」。コストカットに頼らず利益をしっかり出せていれば、業績は安定し、将来の成長も期待できる。市場にも高く評価されるので、景気がいいときは株価が上がりやすいし、悪いときも下落幅が小さく、戻りが早い。そうした株を選び出しておき、株価の下落時に安値で買っていこう。


 ところで、6月21日発売のダイヤモンド・ザイ8月号には、出揃った3月決算企業の最新の会社予想を徹底分析して買いの株を探した「鉄板お宝株のランキング&賢い買い方」と3カ月に一度の人気企画「人気株500の激辛診断」が載っている。

 その他、以下の記事なども掲載している。
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