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2016年8月20日公開(2016年8月20日更新)
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ザイ編集部

ポケモンGOのヒットと発売間近のプレステVR、
盛り上がるゲーム業界で株価2~3倍を狙う、
任天堂やソニーなど注目のゲーム株6銘柄を紹介!

「ブームは突然訪れる!」 そう痛感した「ポケモンGO」の世界的大ヒット。さらに、今秋にはソニーがVR(バーチャルリアリティ)機種のプレステVR(PSVR)を発売。がぜんゲームに注目が集まる中で、大化けするゲーム株が続出する大相場がやって来る!? 

任天堂の目標株価は3万~4万円へ、
ソニーは4000円台の奪還が見えて来た!

 6月下旬から7月にかけて、「ポケモンGO」の人気で任天堂の株価が1カ月弱で2倍になったのは記憶に新しい。久々に任天堂(7974)の面目躍如だ。

 スマホゲーム「ポケモンGO」の反響については、今さら説明するまでもない。もともとポケモンやマリオといった任天堂のキャラクターは世界的に認知度が高かったが、今までスマホゲームで世界を制した日本のメーカーは存在しない。だからこそ任天堂の株価は急伸したのだ。

 ただその後、業績への影響は限定的と会社自らが表明したことで株価は急落。確かに、同作品を直接手掛けるのは子会社のため、任天堂の業績への反映は限定的。しかも、開発主体はナイアンティック(グーグルからのスピンオフ企業)だ。

 とはいえ、任天堂の見解はかなり控えめで、本当はもっと大きなプラスとなりうるというのが今回取材した専門家の共通意見だ。何より、現実の世界(地図上)にいるポケモンを探すという位置情報(GPS)と、AR(拡張現実)の技術をミックスさせたのが画期的だという。

AR(拡張現実)……現実世界に何か別の情報を重ね合わせて拡張する技術。「ポケモンGO」が典型で、現実の街角にポケモンが出現する。ゲーム以外では、家具のIKEAのアプリでは自分の部屋に同社の家具を置いた立体的な映像が確認できる。

 「『ポケモンGO』は従来のゲームと違い、外出しなければ楽しめません。オンライン上のユーザーたちをオフラインの場へ引っ張り出したわけで、タイアップした日本マクドナルドHD(2702)の株価が上がったのも当然です」(SBI証券の藤本誠之さん)

 さらに、10月にはソニー(6758)がプレステVRを投入。かつての任天堂のWiiを凌駕する本格的体感ゲームで、初期出荷分は予約開始と同時に完売となり、大ヒットに太鼓判を押す専門家も。

 「中長期では任天堂、ソニーともに最高益更新が狙えます。今後1年では任天堂は3万~4万円、ソニーは4000円台が射程圏です」(楽天証券の今中能夫さん)

プレステVRはスマホゲーム頭打ちの救世主に!
ソニーはVRの投入でプレステ4の利益も上乗せ

 では今後、ゲーム株はどうなるのか。

 日本では完全にスマホゲームが主流となったが、海外では家庭用ゲームが根強い人気と今中さんは指摘する。

 「国内のスマホゲームは、緩やかな減少過程に入ったと想定しています。既存のスマホゲームの会社にとっては厳しい時代になるかもしれません。一方、欧米ではプレステ4などの専用機のゲームが堅調です」

 この10月にはソニーのプレステVR(バーチャルリアリティ)がお目見えする。実際、家電量販店では予約開始と同時に品切れという状況となっている。

VR(仮想現実)……HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して視覚に訴えかけることで、ゲームに臨場感あふれる演出を施す技術。ゲームのジャンルでは特にホラーやアクションと相性がいい。またVRは医療現場などへの活用も進行中だ。

 「ゲームの世界は流行りすたりが激しいだけに、スマホゲームが頭打ち気味のところでVRが出てくると、大ブームが起こるかもしれない」(今中さん)

 実際、プレステVRへのゲーム投入に内外の有力ソフト会社がこぞって名乗りを上げている。

 「国内勢で特徴的なのは、カプコン(9697)などの家庭用ゲームに実績のある大手に混じって、コロプラ(3668)ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)サイバーエージェント(4751)のゲーム子会社のCygamesといったスマホゲームの大手が入っていることです」(今中さん)

 ソフト会社が力を入れれば、プレステVRで大ヒット作が生まれやすい。それはソニーにとっても願ってもないことだ。

 「プレステVRはプレステ4専用という点が強み。ソフトが充実するにつれて、VRで遊ぶためにプレステ4が売れる好循環も期待できます」(今中さん)

 個人的な見解と前置きしながらも、ゲームの世界では二極化が進むと今中さんは予想する。

 「一つは徹底的な高性能化とリアルの追求。映画やドラマの中に入り込んでまったく別の人生を体験することこそ、究極のエンターテインメントです。VRはその方向性の表れでしょう。一方、スマホゲームは高性能機がいらないのが強みですが、「ポケモンGO」や今後の任天堂製のスマホゲームは、高額課金をしない低額課金型のゲーム。日本のスマホゲームの世界は大きく変わる可能性があります」

 今秋以降の日本株をゲーム株が牽引する可能性は高まりつつあるのだ。


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