最下層からの成り上がり投資術!
【第227回】 2016年8月23日公開(2016年8月23日更新)
バックナンバー

「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

「日銀砲」でボラティリティが下がった日本株は
イエレンFRB議長の講演まで様子見が続く!
8月相場での個別株、オプション投資戦略も紹介!

 お盆休みを通過して、市場関係者が戻ってきても、夏枯れ相場が継続しています。週明け22日の東証1部の売買代金は1兆6278億円と活況の目安となる2兆円を大きく割り込み、今年6番目の低水準でした。まあ、今週に関しては世界的に26日のイエレンFRB議長の講演内容を見極めたいとのムードに覆われた状況が続くでしょうから、多くの投資家が様子見スタンスを崩さないのは仕方のないことなのですが・・・。

 ただし、足元の個人投資家の株式離れは深刻のような気がします。もちろん、年初からろくな相場じゃないですから、当然の結果といえばそうなんですが・・・。ここ最近の元気のなさ、日本株への無関心ぶりは、さすがに心配になります。

日経平均株価は昨年末から17%超も下落
最近の日経平均株価はドル/円だけに反応する

日経平均株価の年初来高値は大発会(1月4日)の1万8951.12円です。これが今年に入って8月までの高値です。6月24日の1万4864.01円から値を戻し、その後、日銀砲で支えられているとはいえ、22日終値は1万6598.19円です。年初来高値を2352.93円(12.42%)も下回っています。

日経平均株価チャート(日足・1年) *チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより
拡大画像表示

 ちなみに、2015年12月の日経平均株価の高値は12月1日の2万0012.40円です。9カ月弱で、3414.21円(17.06%)も下落しました。株価指数でこれですから、個別銘柄では相当なヤラレとなっていると推察されます。

 例えば、12日時点の信用買い残は2兆1616億円と、年初(16年1月8日)の3兆2730億円から1兆114億円、33.96%も減少しています。仮需である信用買い残の減少は、需給面では「将来の売り予約の減少」であり、プラス材料です。

 しかし、証券マン等へのヒアリングベースでは、「多くの顧客は、こんな相場で無理して信用買いする気にならないから、買い建玉は増えないんだよ。それに、投げてくれれば手数料がもらえるが、現引く人もかなりいて、商売にならないよ」との愚痴が聞こえてきています。正直、投げて買い残が減ってれば需給は改善しますが、現引かれると話は別です。相場が戻れば、ヤレヤレ売りとして出てくるからです。

 正直、非常にやりにくい局面だと思います。さて、こんな相場で、どうやって儲けるのか? 

 まず、ここ最近の傾向として分かっていることは、米国株が上がっても日経平均株価は上がらないし、原油先物価格が上がっても日経平均株価は上がらない、ということです。年初は特に原油先物価格に神経質に反応した日経平均株価ですが、ここ最近はほぼ無反応です。

 一方、ドル/円相場には相変わらず神経質に反応します。ただし、日銀砲の影響で、以前ほどは円高で叩き売られなくなりました。

「日銀砲」でボラティリティが消された日本株
日経平均株価オプションで儲けるぐらいしか手がない

 こうなるとまず、思いつくのが、レンジを収益化する日経平均株価オプションの活用です。具体的には、「コール・オプション売り+プット・オプション売り」を同時に行う、ショートストラドル、または、ショートストラングルです。

 これはボラティリティーが低位安定することが予想され、かつ、日経平均株価が大きく動かず、想定レンジ内で推移すると予測できるときに有効な戦略です。ただし、この戦略は想定外の出来事が発生し、ボラが急騰し、想定レンジを外れると、とんでもない損失が発生します。

 なぜなら、この戦略は「利益限定・損失無限」のポジションだからです。もちろん、想定を外れた場合、他の権利行使価格のオプションや先物を使って、自身のポジションのデルタやガンマを調節することは可能ですが、当初のレンジを外れた場合、その多くは「敗戦処理」になります。

 前々から私は、腕と度胸と知識と行動力に自信のある投資家は別として、普通の個人投資家は、「利益限定・損失無限」のポジションは持つべきではない。基本は「利益無限・損失限定」のポジションで勝負するべきと、当欄で書いてきています。ですから、ショートストラドル、または、ショートストラングルを採用することはお勧めしません。しかし、こんなことでもしないと、儲かり難い相場ではあると思います。

 なぜなら、日銀砲の効果で日経平均株価の下値は支えられましたが、同時に「ボラティリティも殺された」からです。

 本来なら、下がるべき環境変化で、下がるべき価格まで下がらない、八百長の株価指数の宿命です。ですが、想定外のことが起こればボラティリティが息を吹き返し急騰する可能性はあります。だから、安易にオプションのショート戦略は採用するべきではないのです。

 ちなみに、アット・ザ・マネーで勝負せず、アウト・オブ・ザ・マネーで勝負すれば、このショート戦略の勝率は高いはずです。しかし、10勝1敗でも大損する可能性が高いことは覚悟するべきです。投資家は常に、有名な相場格言の「買いは家まで、売りは命まで」を意識して相場に参加するべきだと思います。

 じゃあどうしたらいいんだということになりますが、残念ながら「いい案」が思いつきません。「無理して参加する必要はない。」「休むも相場!」といってしまえばそれまでの相場環境だからです。

いまは「順張り」ではなく「逆張り」の局面
大きな値幅は狙わず小幅の利益確定で攻めろ

 ですが、あえて参加するなら、今のような個人マネーの新規の流入が見込めない相場局面に関しては、「順張り」は向かないため、「逆張り」に徹した方がいいとは思います。また、強いグリップ力で値幅を狙わず、小幅の利益で利益確定し資金の回転率を上げるべきです。

 つまり、個別銘柄の買いエントリーでは、上がっている局面では買わない。下がっているときだけ、エントリーするべきだと思います。具体的には、狙っている銘柄が前日比マイナスのときだけエントリー、前日比プラスでは見送る、むしろ、保有していたら売却し、利益確定を急ぐべきです。

 また、いじる対象は強い銘柄だけにしましょう。弱い銘柄は触ってはいけません。強い銘柄とは、株価が25日移動平均線を上回ってる銘柄です。弱い銘柄はその逆です。弱い銘柄の逆張り(押し目買い)は、25日移動平均線からの逆乖離が相当大きくない限り、やってはいけません。

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
株主優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!
【2016年12月2日時点】
【証券会社おすすめ比較】
 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ!
株式売買手数料(税抜) 投資信託 外国株
1約定ごと 1日定額
10万円 30万円 50万円 100万円
◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
139円 272円 270円 858円/日 2288本
米国、中国
、アセアン
【おすすめポイント】
2016年5月からスタートした「超割コース」は、手数料が低水準のうえ、手数料の1〜3%をポイント還元! さらに、投資信託を持っているだけでポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まったポイントは、楽天スーパーポイントやJALマイルに交換可能だ。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事も無料で読むことができる。さらに、投資信託数が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。
【関連記事】
◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券⇒詳細情報ページへ
0円 300円 500円 1000円/日 90本
【おすすめポイント】
最大のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば売買手数料が無料という点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。さらに、2016年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査で、証券業種の第1位を獲得! その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。
※1日定額制の場合
【関連記事】
◆【松井証券のおすすめポイントは?】10万円以下の株取引は手数料0円!その他無料サービスと個性派投資情報も満載
◆「株初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこ?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・松井証券の公式サイトはこちら
◆カブドットコム証券⇒詳細情報ページへ
90円 250円 250円
1017本
【おすすめポイント】
三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券。口座開設を申込後、最短で翌日から取引可能なので、思い立ったらすぐに株式投資を始められる。逆指値やトレーリングストップなど自動売買機能に力を入れており、リスクを抑えつつ利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ! 一方、板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」は、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」を備え、デイトレードに便利。手数料無料の「フリーETF」も魅力。投資信託の積立は最低500円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。
【関連記事】
◆【カブドットコム証券おすすめのポイントは?】無料の「フリーETF」や 最強銘柄選びツールの賢い使い方とは?
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・カブドットコム証券の公式サイトはこちら
1約定ごと 1日定額 投資信託 外国株
10万円 30万円 50万円 100万円
◆GMOクリック証券⇒詳細情報ページへ
88円 241円 241円 797円/日

(CFD)
【おすすめポイント】
売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引ができ、投資信託を除けば、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFD、FXも活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ!
【関連記事】
◆【GMOクリック証券のおすすめポイントは?】コストが激安な上にツール、投資情報も充実、5大ネット証券に次ぐ大手ネット証券に成長!
◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・GMOクリック証券の公式サイトはこちら
◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
100円 250円 450円 2500円/日 955本
米国、中国
【おすすめポイント】
1注文30万円までなら手数料の安さはトップクラス。小型株中心に売買する人には、魅力的な値段設定と言える。米国株も最低手数料5ドル(税抜)から買えるので、非常にお手軽だ。多彩な注文方法や板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」など、トレードに役立つツールもそろっている。中でも、日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」は、スイングトレードのときに参考にしたい。
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券⇒詳細情報ページへ
139円 272円 270円 762円/日 2371本
米国、中国、
韓国、ロシア
、アセアン
【おすすめポイント】
ネット証券最大手。手頃な手数料はもちろん、痒いところに手が届くような豊富なサービスにも注目したい。投資信託の数は2000本超でダントツ。IPOの取扱い数は、大手証券会社を抜いてトップPTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、アセアン株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株は、2016年7月の値下げにより手数料が最低5ドルから取引可能になった。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。
「2016年 オリコン日本顧客満足度ランキング ネット証券」では、10度目の1位を獲得
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・SBI証券の公式サイトはこちら
※2016年12月2日時点の情報です。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。ランキングは、1約定ごと(10万円)の売買手数料を基準に作成。

 

手数料の安さ、外国株や投資信託の豊富さに加え、
口座開設すれば利用できる「日経テレコン」で
日経新聞の無料購読も可能!⇒関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!楽天証券の公式サイトはこちら

 

日経新聞が無料で購読可能! NISAの手数料が最安! 口座開設の早さはピカイチ!
楽天証券
楽天証券
手数料の安さ、ツールの
使いやすさが魅力!
マネックスの口座開設はこちら!
マネックス証券
日本株も海外株もNISAの手数料が無料
カブドットコム証券証券の口座開設はこちら!
カブドットコム
証券

最短翌日に取引可能な
スピード口座開設も!
取引ツールで日経新聞が無料で読めるメリット大!関連記事 NISAの手数料の安さがピカイチで商品も充実!関連記事 口座開設が早いだけでなく手数料も最安レベル!関連記事
Special topics pr

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! [クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2016]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2016年版、クレジットカードのおすすめはコレ! その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

17年の日本株講座
株主優待ベスト136
注目ふるさと納税64

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

【266名様に当たる!株主優待品大プレゼント】
特大付録ふるさと納税駆け込み特産品64
2017年儲けるため日本株講座
・発表!高配当株超成長株の本命株ベスト20
・権利確定月別!株主優待ランキング136!
最高16%超優待&配当利回りベスト30
10万円以下も42!少額で買える優待株30
桐谷さんほか優待投資家15の優待満喫生活
少額でも勝てる本格上昇目前3万円株10
・読者の保有投信&ポートフォリオ激辛診断
NISAの枠を使い切るベスト投信22&株12
・トランプでどうなる米国株&買いの8銘柄
・今後3カ月間日本株&為替の透視図
・勝谷誠彦の1000万円株投資日記
AKB48 in NISA株&投信ファイト
・マンガ「恋する株式相場!」
・マンガ・「60~65歳の年金空白期の埋め方」
付録「1万円からできるラップ口座大解剖」

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

おすすめクレジットカード!ANAカードでマイルを貯める裏ワザとは? 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!