好評連載「香山リカの『こころの復興』で大切なこと」が終了し、今回からテーマも一新して再開します。取り上げるのは、社会や人の考えに蔓延している「白黒」つけたがる二者択一思考です。デジタルは「0」か「1」ですが、人が営む社会の問題は、「白黒」つけにくい問題が多いはずです。しかし、いまの日本では何事も白黒つけたがる発想が散見されるのではないでしょうか。このような現象に精神科医の香山リカさんが問題提起をします。名づけて「ほどほど」論。
香山リカの「ほどほど論」のススメ
第38回
リスクマネジメントが過剰な社会 なぜ、「正義」ばかりになったのか?
第37回
なぜ、人は100歳の言葉に共感するのか?「普通に生きる」お手本が欲しい
第36回
望んだはずのことなのに、なぜ、「理想」はいつも破たんしてしまうのか
第35回
香山リカと「カネ」の話をしよう 最終回「プライスレス」思考の落とし穴
第34回
香山リカと「カネ」の話をしよう2中年クリエイターvs.新世代クリエイター
第33回
香山リカと「カネ」の話をしよう1
第32回
クリーンすぎる人間関係に注意
第31回
「ノマド」にとまどう「いい話にはウラがある」という感覚がなくなっている?
第30回
フレッシュ・シーズンの読書特集人は「○○するな」より「○○しなさい」といわれたい
第29回
フレッシュ・シーズンの読書特集成功談の落とし穴
第28回
フレッシュ・シーズンの読書特集なぜ、人はビジネス書を読むのか?
第27回
なぜ人はバーチャルな世界でネガティブに流れてしまうのか
第26回
人はそう簡単に変わらない。すべてを変える必要もない
第25回
自分とすべての意見が一致する人はなかなか見つからないもの
第24回
社会活動に取り組む人になぜ「聖人君子像」を求めるのか
第23回
人は専門家に明解な言葉を求めるが、専門家になればなるほど曖昧な話し方になる
第22回
万人に通用する方法論はない。「臨機応変」は果たして死語なのか
第21回
「かけがえのない存在」にならなくてもいい。「代えのきく」人になろう
第20回
スーパースターひとりの頑張りを美談に終わらせてはいけない
第19回
誰もがサバイバル競争に晒されるなかで共助社会は築けるか