ただ、これだけ予防してもかかるときはかかる。インフルエンザの症状は、急な発症、悪寒を伴う38℃以上の高熱、全身の筋肉痛や倦怠感などが特徴で、一般的な風邪症候群とは区別しやすい。万が一、感染した場合は水分をたっぷり取って、ひたすら安静にすること。通常、基礎体力があれば十分な安静で確実に治癒できる。とはいえ、4、5日を過ぎて症状が落ち着かないようなら肺炎や気管支炎など二次感染を起こしている可能性が高くなる。その場合は速やかに病院を受診しよう。

 一方、抗インフルエンザ薬を利用する場合は、発症48時間以内の受診が望ましい。今シーズンは既存薬に加え、感染初期に1回投与のイナビル(吸入薬)が保険収載された。また、同じく原則1回投与可能な点滴タイプのラピアクタが昨シーズンより使用可能である。1回投与なら飲み忘れる心配もない。忙しいビジネスマンには心強い味方だ。