骨ストレッチ・ゴルフスイングで
飛距離がのびる

 私はそうした従来のセオリーとは異なる発想から生まれた打ち方を、「骨ストレッチ・ゴルフスイング」と名づけ、多くの人に指導しています。
 これまで紹介してきた骨ストレッチのエクササイズと同様、まさに非常識な内容なのですが、この方法をゴルフスイングに取り入れることで、ほとんどの人が飛距離を伸ばし、ヘッドスピードを更新しています。
 なかには、ほんの数回指導しただけでコツをつかみ、短期間のうちに300ヤード(約275メートル)飛ばせる人も出てきているほどです。もちろん、体に余計な負担をかけないため、あちこち痛むこともありません。

「ダブルTの立ち方」まず両脚を肩幅に開き、左右の脚の中指からかかとへと通る縦のラインと、くるぶしの両側を結ぶ横のラインの交点を意識して立つ。2枚のA4サイズの紙にそれぞれTの字を書き、それを見下ろした時にTの文字の上下が逆になるようにして並べ、Tのラインの横棒の上に左右のくるぶしの2点、縦棒の上に中指の中心を置いて立つとわかりやすい。
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 この「骨ストレッチ・ゴルフスイング」においても、大事なのは体の骨組みです。
 踏ん張らないスイングをマスターするには、ダブルTの立ち方を覚えるだけでも十分に効果的ですが、ここでは踏ん張らないほうがなぜ飛距離が出せるのか、もう少し踏み込んで考えてみましょう。

「ダブルTの立ち方」まず両脚を肩幅に開き、左右の脚の中指からかかとへと通る縦のラインと、くるぶしの両側を結ぶ横のラインの交点を意識して立つ。2枚のA4サイズの紙にそれぞれTの字を書き、それを見下ろした時にTの文字の上下が逆になるようにして並べ、Tのラインの横棒の上に左右のくるぶしの2点、縦棒の上に中指の中心を置いて立つとわかりやすい。