3種類の「働き方改革」学習ツール

グーグル合同会社、専務執行役員CMO アジア太平洋地域 マネージングディレクターの岩村水樹氏

 一人当たりの生産性は低く、労働時間は長い、さらに少子化が加速する中で人手不足が見え始めている。働き方の変革は労働者、経営者、そして日本全体にのしかかる重要な課題だ。だが何から始めればよいのか。売り上げは落ちないのか?

 そんな疑問や躊躇に対し、グーグルは「技術の活用」で解決できることがあると提案する。3月15日、Googleは経営者と社員の両方に対し、働き方を変えるためのコンテンツの提供を開始した。

 グーグルが公開した「働き方改革 実践トレーニング」は社員を想定したeラーニングツールだ。在宅など働く場所を柔軟にするための「Work Anywhere」、効率化のための「Work Simply」、残業を減らすための「Work Shorter」の3種類に加え、ワークライフバランスのコースもある。

「私の仕事は人と交代できない」というテーマについての回答例(https://www.womenwill.com/japan/)

 例えばWork Shorterを見てみよう。「私の仕事は人と交代できない」というテーマについては、「共有」の問題と分類しており、解決方法として「スケジュールと資料を共有しよう」とオンラインツールの利用を提案する。おもしろいところでは、「長時間働いて何が悪い?」というテーマもある。これについては、「プライベートの時間が確保できるとメリットがある」と訴え、評価のポイントを変えようと提案している。

 このコンテンツは、グーグルが2014年からアジア太平洋地域全体で進めて来た「Women Will」という取り組みの一環だ。プログラムの名称が示すように、これまで働く女性を技術で支援することをテーマとしてきたが、今回はその対象を全労働者と経営者に拡大した。これについて、Women Willを進めて来たグーグル合同会社、専務執行役員CMO アジア太平洋地域 マネージングディレクターの岩村水樹氏は次のように述べる。「女性だけではなく、職場全体で働き方やカルチャーが変わることが重要です」。