最終回となる今回のインタビューで、ローズデールCEOは「ネット上の世界でも遜色なく提供できるものがある」という。その上で、「セカンドライフ」を運営するリンデンラボ社のビジネスモデルの秘密を余すところなく語った。
フィリップ・ローズデール(リンデンラボ社CEO) |
ダイヤモンド・オンライン(以下D.O):
ところで貴社の収益源は一体どこにあるのでしょうか?
フィリップ・ローズデール(以下P.R):
最大の収益源は、「土地」(リンデンラボ社が直接管理を行っている土地、購入には有料会員になる必要がある)の利用料金です。
仮に、セカンドライフに1エーカー(約1200坪)の土地を持っていると、所有者はオンライン上にその土地を維持しておく手数料として毎月20ドルほどを当社に支払わなければなりません。
私たちは、セカンドライフのすべての土地の上にコンピューターなどさまざまな資産を配置し、それらを提供しています。ホスティングプロバイダーに支払う使用料と同じ理屈で考えてもらえば分かりやすいでしょう。
D.O:仮想空間であることを考えると、土地の面積は無限に広がっているのですか?