「ヒト」が「モノ」「カネ」「情報」の上に
立った「三角すい」
会社には、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報・技術」の4つの経営資源がありますが、この会社は何のためにあるのか?
4つは横並び(同列)ではありません。 「モノ」「カネ」「情報」を使って新しい商品やサービスを生み出すのは、まさしく「ヒト」。 ということは、「ヒト」が「モノ」「カネ」「情報」の上に立った「三角すい」であるべきです。
「ヒト」がいるから、付加価値を生み出すこともできる。
会社の成長は、「ヒト」の成長によってつくり出されるものなのです。そこを取り違えているから、企業は平気で「ヒト」を切る。
「経営が成り立たないから、『ヒト』を切ろう。『ヒト』をひとり切れば、年間で1000万円は浮く」と短絡的に考えるわけです。
これは大きな間違いです!
一般的に、社長は「市場」や「カネ」を見て経営をします。
右肩上がりの事業展望を持ちながら、高成長、高収益、高配当、高株価の会社になることを目標にする。
そして、それが企業価値だと考える。
でも、日本レーザーは違う。
私は、市場でもお金でもなく、「ヒト(社員)」を見て経営をしたい。
だから、お金のために人を切ることはしません。
会社とは、社員にとって、「人生の喜びを得る場所」であり、「成長するための舞台」なのですから。
「働くこと」=「必要とされること」であり、必要とされる喜びの中で、人は「できないことができるようになりたい」「もっとうまくやりたい」と成長していくものです。