リフォーム作業を直接発注すれば、値引き交渉はし放題!
半値以下の値段でできる

 掃除をするだけでもある程度はきれいになりますが、ボロ物件投資ではリフォームが不可欠です。

 といっても、テレビ番組「大改造!! 劇的ビフォーアフター」のようなリフォームではありません。テレビのようなコストをかけていては採算が取れません。

 また、住宅メーカー、建設会社、工務店にリフォームの相談をしても、ボロ物件投資に合ったリフォームにはなりません。

 どのように業者を見つけ、発注するかが一番の問題であり、これは永遠の課題でもあります。

 安いリフォームができる業者さんを探し続けることが、一番安くリフォームできる近道だといえます。

 一言では説明できませんが、探すことをやめてはいけません。安い可能性が1%でもあるならチャレンジする精神が、未知の世界を切り開く原動力になると考えます。

 たとえば、いつもお願いしている業者さんがあらかじめ高い値段を設定しているのなら、ほかの業者さんにも検討していることが伝わるようにします。そうすれば、値段について気配りがあるでしょうし、実際にちょっと高ければ、ほかの業者さんに聞いてみて、安い値段を提示してもらったりできるでしょう。

 管理会社や不動産会社を通してリフォーム作業をお願いする場合とそうでない場合を研究しましたが、結果的にいうと、ある領域の修理を除いて、自分でリフォーム作業を発注したほうが値段的に有利です。

 不動産業者は、リフォームする場合の工事管理費も収益としているので、大家さんに積極的にリフォームをすすめることがあります。その場合、不動産会社指定というか、お付き合いの業者さんになってしまうので、「これは安いっ!」といえる工事代金にはならず、業界で規定されている工事別単価を基準に少し安い値段がつけられ、それに不動産会社の工事管理費(10%くらい)が上乗せされたものになるでしょう。

 結論をいってしまうと、自分で業者さんを探して値段交渉すれば、不動産会社を通す場合に比べて2分の1~3分の1の価格で発注できます。