安い業者はこうやって見つける!
電話帳を使って見積もりを聞き出そう

 それでは、どうやって安い業者を見つければいいのでしょうか。

 個人の規模でやっている業者さんなら、自分で探して値引き交渉をしても全然平気だと思いますし、それが絶対おすすめです。

 見積り合わせを実施するときには、業者さんの選定が問題になります。

 安くない業者にお願いして100社もの見積もり合わせをするよりも、当たりをつけた安い業者にお願いして数社で見積合わせをしたほうがかなり安くなるでしょう。

 そこで、安い業者さんを見つける具体的な方法をご紹介します。

【電話帳見積聴取作戦】

作業1 電話帳の業種別項目で業者さんに手当たりしだい電話をして、工事の概算価格を聞く。

作業2 電話で安かった業者さん上位3社くらいを現場に呼んで再度値段を聞く。

作業3 一番安かった業者さんに「これから専属でお願いするので、原価に近い価格でお願いします」と価格をもう一度相談する。

 ここで気をつけることは、見積もりは口頭で聞いて、その場で自分のメモ帳に記入する形にすることです。

 間違っても、後日、書面で送ってくれといってはいけません。

 書面で見積書をもらうと、相手に考える時間を与えてしまい、管理費が10%くらいプラスされてしまいます。

 また、値段の交渉をしているので、余計な話は避けるべきです。

 物件をいっぱい持っているというのもいわないほうがいいでしょう。儲かっている話をすると、しらけてしまい、せっかく安く工事をしてもらえそうな業者さんがいても、上乗せをしてくる可能性があるからです。

 さらに、大家さん仲間に紹介してもらった激安業者さんにも電話などで値段を聞いておけば、最高に安い工事ができると思います。