ケアマネが動かないときは地域包括支援センターへ

Lさんの祖母のように、はっきりした原因があるときは説明しやすいのですが、症状が進行していると、家族にはわかっても外部の人は変化に気づかない場合があり、ケアマネから「歳相応の変化ですよ」と言われてしまうこともあります。

とくに認知症の場合、日中と夜間の落差が激しく、ケアマネと話しているときはしゃんとしているのに、夜になると騒いだり、動き回ったりするケースは珍しくありません。

もし、ケアマネに状況がわかってもらえないと感じたら、地域包括支援センターに相談してみましょう。

ここには医療、介護、福祉の専門家がそろっていますし、有効なアドバイスがもらえます。

家族だけで解決しようとせず、積極的に助けを求めてください。

●まとめ

介護されている人がすでに要介護認定を受けている場合、3ヵ月~2年ごとに見直しがありますが、Lさんの祖母のようなケースでは、そのタイミングを待っていられません。

緊急対応で「区分変更」を申請すれば、状況に合った適切な介護度に変更してもらえる可能性があります。

状況が変化した場合は、「まずはケアマネに相談。ダメなら地域包括支援センターに相談」して、絶対あきらめないでください。