「リスクの取り方」は少額投資で学べ!

 この話は知識として理解することも重要ですが、実際に体験することがとても大事です。

 筆者は多くの人に、金額は小さくてもよいので、若いうちから株式投資に取り組むよう勧めているのですが、その理由は、投資をすると、リスクの取り方についてトレーニングを積むことができるからです。

 成功した実業家の中には、若い時から本業とは関係なく、株式投資を経験してきた人が少なくありません。株式投資はこうしたリスク判断の連続ですから、これほどの訓練の場はないと思ってください。

 日々の仕事の中でも、自分で制御可能なリスクとそうでないリスクを切り分け、最終的にどのリスクを取るのか判断するという習慣を身につけておけば、成果は飛躍的に向上します。

 こうした基礎が身についていれば、その後の人生で大きなリスクを取る時にきっと役立つはずです。