外国人の魂を揺さぶった
広島での最後の宴会
最後の広島の地で開かれた「さよなら大宴会」。
午後6時から大宴会場を借り切って行った。私達幹事軍団は、最後の打ち合わせを終えると、ゲスト達が集まる前にひとまず姿を隠した。
続々と集まる外国人ゲスト達。今日は何が起こるのだろう、という期待感とともに入場してくる。そこには、すでに今回のジャパントリップのテーマソングである郷ひろみの「2億4千万の瞳」が大音量で流れている。実はこの曲はこれまで何度も流しているので、パブロフの犬のように、これだけでゲスト140人の宴会スイッチが入るようになっているのだ。
そして、談笑しながら何が起こるのかとあたりをキョロキョロ見渡しているゲスト達めがけて、ミニスカポリスに扮した僕が突然入口から登場する。そして中央のスタンドマイクを握りしめると、一人ひとり日本人幹事達を名前を呼んで大歓声の中、登場してもらっていく。もう完全にディナーショーと化している。
そんな宴会の最初は「森のくまさん」の替え歌から始まった。
これは、森のくまさんを完全英語版の替え歌。サビの「はなさっく、も~り~の~み~ち~、くまさっんに、で、あ、あった~」を「Beer Beer イッキ、キッの、キー、Beer Beer イッキ、キッの、キー」と、その場で皆でイッキができるように開発した「イッキ・ソング」なのである。海外では人からお酒を飲むように強要される国はあまりない。イッキをする国もあまりない。この「みんなでエイヤっとイッキする」という日本の飲み方の一つをすりこむために独自開発したものだ。これを4番くらいまで歌うころにはゲストは都合4回イッキをしているわけで、参加一同がスタートから相当いい感じにエンジンがかかった。
そして談笑タイム。これは日本人幹事軍団も散り散りになり、外国人ゲスト達と話をする。すでにこのジャパントリップを通してかなりの仲になっていた。その日彼らがみたもの、僕らが見せたかったもの、色々なことをとことん話し合う機会となった。