「ブラック企業」も
面接で誤解を招く言葉

 流行り言葉の定義があいまいで混乱を招くという点では、「ブラック企業」もその一つです。

「今、勤めている会社がブラック企業で……」

本連載の著者・丸山貴宏さんの『そのひと言で面接官に嫌われます』が好評発売中!
青春出版社、192ページ、926円(税別)

 面接でこう言う人が少なくありません。「どういう意味でブラック企業と言っているのか」を聞いていくと、社員が本当にひどい労働環境に置かれている会社だけでなく、上司が体育会系である、少しノルマが厳しい等々、その意味するところは使う人によって様々であり、「それをブラック企業と言うんですか?」と感じることもあります。

 繰り返しになりますが、こうした言葉は誤解を招くため、面接で使用するのは控えたほうがいいでしょう。意味するところをあまり考えず、ちょっとしたことを根拠に「今の会社はブラック企業なので……」等と言うと、「この人はこの程度の軽いことでブラック企業と考えるのか」と色眼鏡で見られてしまう恐れもあります。

 ハッピーな転職をするにあたって自分の考えや希望は流行りの言葉に頼らず、相手が正確に理解できるように具体的に伝えていくことがポイントなのです。

(株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)