ウィーチャットは
ビジネスでも私生活でも主流

 すでに多くの日本人も知っているように、中国ではフェイスブックやLINEは基本的に使えず、その代わりに、中国版LINEであるウィーチャットが大流行しているという格好だ。

 私の知る限り、中国人はあまりパソコンのメールアドレスから返信して来ない。もちろん、パソコンを使わないわけではないし、会社ではパソコンをずっと開いているのだが、友達との連絡や、ちょっとしたやりとり(日程や待ち合わせ場所などを決めたりする簡単な連絡)の場合、相当高い確率で、スマホ上のウィーチャットを使っているように感じる。ほかにQQ(アプリ)などもあるが、やはりウィーチャットが主流だ。パソコンメールは正式文書、ウィーチャットは簡単な業務連絡、というふうに自分ですみ分けをしている人も多い(中国人みんながそうした使い方をしているわけではないので、あくまでも私の個人的な印象だ)。

 日本でも仕事の連絡手段としてもLINEやフェイスブックを活用し、長い文章(原稿)や正式文書を送るときはパソコンメールから、と使い分けている人もいるが、仕事でSNSをメインに使っている人は、中年以上では少ないのではないだろうか。古い人間である私の意識の中では、「仕事関係者への連絡は短くてもメール、友だちや、仕事関係者でも親しい間柄の場合、外出先から急いで返信する場合などはSNSでもいい」というイメージがなんとなくあるが、これも使い方は人それぞれだ。

 だが、中国人の場合、かなり高い確率で、ウィーチャットがビジネスも私生活も主流となり、ウィーチャットペイと同様、日常生活の非常に多くの時間を支配するようになってきた。ここが日本人とはかなり違う点だ。日本でいえば人口の7~8割が一日中LINEをやっている、というような状況なのである。