「伝えたいこと」と「伝わること」を
一致させよう!
もう一つ、注意したいことがある。それは「伝えたいこと=伝わること」になっているかどうか。面接終了時、「伝えたいことは全部伝えた!」と達成感を感じることはあっても、実際は「伝えたいこととは別のこと」が面接官に伝わってしまい、選考が通過しない、ということはよくある。
例えば、「あなたの強みは何ですか?」という質問をされたとき、
「10名『も』のメンバーをまとめ上げることに成功した。だからリーダーシップがあります」と答えたとしよう。
きみが「伝えたい」のはリーダーシップがあることだが、残念ながら面接官に「伝わる」のは、10名をまとめただけでリーダーシップがあると勘違いしてしまうような「リーダーシップの無い学生」であることだ。
面接の合否を決めるのは、君が伝えようとしていることではなく、伝わっていることだということが、理解できただろうか。
言葉の選び方や具体例の取り上げ方一つで、同じ話でも面接官の印象は大きく変わってしまう。そのことを忘れずに、「面接官に伝わってほしい」ことを話せるよう準備をしよう。