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波乱が続く今年の相場でも、株式投資で本業を超える利益を上げているという株式ライターの小泉秀希さん。
その投資ノウハウは執筆を担当した『一番売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門』(小社刊)にも盛り込まれているが、好業績、低PER、好チャートという3条件が揃った銘柄に分散投資するというシンプルなものだ。
まず、業績は「売上高や経常利益が順調に伸び、特に上方修正されていれば理想的」で、PERは「業績が好調な企業なら15倍くらいあってもおかしくなく、それが1ケタ台であれば株価が2倍になる可能性も考えられる」とのこと。
さらに、株価チャートも重要なチェックポイント。「表面的な数字や情報ではわからない悪い兆しが株価チャートに表れるから」だ。基本的には、下降トレンドのものを避け、横ばいか、上昇トレンドのものを狙うのが小泉流。
具体的には「13週や26週の移動平均線が下向きで、株価がその下に潜っているような形は下降トレンドと判断でき、そうした銘柄は避ける」のだという。
以上、3つの観点で「下落余地が小さく、上昇余地が大きそうな銘柄が探せる」といい、小泉さんはこうした銘柄に分散投資することで、毎年安定した収益を上げ続けている。
このノウハウで小泉さん自身が選択した銘柄が、次ページから紹介する12銘柄だ。「今は、内需関連の小型株で魅力的な銘柄が多いですね」という銘柄群をチェックしてみよう。