一方、コストを減らすには原材料費などの「直接費を削減する」か「間接費を削減する」必要がある。もしくは、複数事業を展開している場合には「不採算事業から撤退する」という選択肢もあるかもしれない。

 ◎ロジックツリーの例

外資系コンサルで「若手人材の成長」がやたらと早い理由

 ロジックツリーは、施策の範囲が限定的でどこにどんな打ち手を打つべきかを考える際には極めて有効なアプローチである。

 ロジカルシンキングのアプローチとしては基本中の基本だが、考え方をまとめたい場合、焦っているとうっかりこの手法を忘れてしまう事もよくある。「急がば回れだ」と思い、常に基本を守るよう心がけたい。

経験は有効だが
マンネリや過信に至る可能性も

 ロジックツリーとは異なるが、似たような考え方のアプローチはターゲットセグメンテーションなどでも用いられる。

 例えば、選挙対策で得票のターゲットをどこに置くのかを検討する際に、対象の重点を男女のどちらにするか、年代を絞るか絞らないか、自分の政党の支持者はともかく、浮動票を狙うのかライバルの政党への対立を明示的にするのか、などが検討の対象になるのであろう。

 経験は有効な財産だが、一方でマンネリや過信に至る可能性もある。

 経験に加えて「確固たる方法論」を持ち、論理的に物事を推進することで、本来必要だった対策やアイディアを「排除」してしまわないように注意することを心がけたいものである。