いつも「何かに気づいてやろう」と思って生きる
もうひとつ、気づくために大事なことがあります。
それは、いつも必ず「何かに気づいてやろう」という意識を持つこと。
ボーッと歩いていては、気づくことはできません。しかし、常に何かに気づいてやろうと思って歩いていれば、自然といろいろな気づきに出会えるようになるのです。
繁盛していたはずのデパ地下が閑散としていたら、逆にユニクロに人が群がっていたら、また、レクサスが走っているのを見かけたら……。
そこから何に気づけるか、いちいち考えてみる。
たとえば僕はふだん、街を歩きながら、こんなことを考えています。
銀座では高級ブランドのショップが表通りから消えてしまいました。代わりに表通りに出てきたのが、ユニクロをはじめとするファストファッションです。
これはどういうことなのか。そこからさらに気づこうとしてみます。
昔は着飾ることや、ブランドものを身につけるという外側の満足が、人々にとっての優先順位の第1位でした。ところが今や、機能や価格など内側を満足させるブランドが表に出てきている。
ということは、人々の嗜好が変わってきたのではないだろうか……。