送付状のメールは、相手との関係性でも変わってきます。親しい間柄だったら、簡潔に。

【仕事の発注先に無理をお願いしている場合の、感謝をこめて差し入れを贈る場合】

さきほど銀座○○から涼菓をお送り致しました。
みなさまでお楽しみいただけたら、幸いです。
完成まであと一歩となりました。
どうぞよろしくお願い致します。

 ちょっと気の張る相手だったら、お礼の内容と季節のご挨拶などもあわせて丁寧に。

【仕事を紹介してもらった相手に感謝をこめて贈る場合】

先日は、私のためにたいへんなお骨折りをいただき、
本当にありがとうございました。

お陰さまで、ご紹介いただいた○○社様から
新しい仕事のご依頼を受けることができました。

失礼かとは思いましたが、
どうしても感謝の気持ちを表したく、
本日、○○の賞に輝いたというワインをお送り致しました。
お口に合いましたらうれしく存じます。

今後とも、ご指導のほどよろしくお願い致します。
寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
 

  気がきいたメール1本で、自分がどんな想いでその品を選んだのかということが押し付けがましくなく伝わり、もらう側もうれしさが増すでしょう。

贈り物をもらった際の正しい御礼メールとは?

 お歳暮をもらった場合の御礼も、最近は手紙やハガキではなく、メールで書くことも増えているようです。

 例えば、気心のしれた相手からの差し入れ、社長名で来るお歳暮に総務が社長名で対応する場合などは、簡潔な御礼メールで問題ありません。

さきほど、思いがけないお品が届きました。
話題のお菓子を前に、スタッフ一同大喜びしております。
お心遣いに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

 目上の方や、もう少し丁寧に感謝の気持ちを述べたい場合は、

このたびは結構なお歳暮の品を頂戴致しまして、
誠にありがとうございました。

私のとりとめない麺類話をお心にとめていただき、
たいへん恐縮しております。
1束1束楽しみながらいただきます。

寒い日が続きますが、
お体には十分にお気をつけください。
まずはメールにて、御礼を申し上げます。

 と、贈ってくれた品に対する感想や感謝の気持ちを書くのもいいでしょう。その場合、いただいた物が高価な品物とわかっても、「高価なお品」とは書かず、「結構なお品」などとぼかして書きます。

 相手が自分を想って選んでくれたことに対する感謝を上手に伝えることができれば、相手とより友好な関係が作れることは間違いないでしょう。

 普通のお礼メール、贈り物メールもちょっとした言葉を添えるだけで「気のきいたメール」に変身します。