事後対応コンサルも含まれる
炎上保険の内容とは?

「炎上の損失を最小限に留めるには、何が批判の対象となっているのかを客観的に把握することが求められます。しかし、炎上の理由が商品そのものにあるのか、広告なのか、従業員の対応なのか…要素は無数に存在します。企業側にとっても、炎上の標的になるという経験はそうそうないので、過去のデータの蓄積も少ない中で正確な判断をすることは非常に難しいのです」(同)

 たとえば、炎上の発端が従業員の対応によるものだったとしても、実は「問題ある従業員を雇っている企業」に批判の矛先が向いていることもある。にもかかわらず、問題の責任を従業員に押し付けたりすると、火に油を注ぐ可能性が高くなるという。判断を見誤ると、より面倒な事態になってしまうのだ。

「弊社では過去のデータベースや専門家の知見などを参考に現状を把握し、それを踏まえてお客様へのご提案を行っています」(同)

 ネット関連の支援はエルテスが、マスコミ対応や謝罪の仕方といったネット以外の事後対応については、SOMPOリスケアマネジメント株式会社がサービスを提供しているという。これらの対応にかかった費用については、同保険の補償内容に含まれている。

 一方、仮に炎上によって企業のブランドイメージが損なわれたとしても、その損害に対する金額は支払われない。「炎上による損失額を正確に計算することが難しい」というのが大きな理由だ。