松原麻依
かの有名な「ハチ公」のエピソードからも分かるように、忠犬として名高い秋田犬。リチャード・ギア主演のハリウッド映画『HACHI 約束の犬』などの影響もあって、海外でも人気が高まっているという。そんな秋田犬だが、他の犬と比べて本当に「忠実な犬種」といえるのだろうか?専門家に聞いてみた。

従業員を1人でも雇い入れたら、企業は定期健康診断を実施する義務がある。ところが、法律で定められているにもかかわらず、健康診断を行わない会社も中には存在する。もし労働基準監督署に摘発されたら、何らかの罰則はあるのだろうか。また、違法であるにもかかわらず実施しない会社があるのはなぜなのか。その背景を聞いた。

ビジネスマンや経営者に愛される戦略のバイブルといえば、孫子の『兵法』。では、健康法のバイブルと言えば――?それは、江戸時代の儒学者、貝原益軒が書いた『養生訓』ではないだろうか。東洋医学をベースに書かれた同書は、現代人にとっても役立つハウツー本だという。そこで、中年の男性が『養生訓』を参考にすべき理由を中医学者に聞いた

フランスの社会学者、ピエール・ブルデューによって唱えられた『文化資本』。経済資本とは異なる意味を持つ社会学用語だが、貧困の連鎖や子どもの貧困といった問題とも無関係ではない。そんな文化資本の側面から見た、日本の格差の構造とは?

有効求人倍率が過去最高を更新した2017年。「人手不足の割には景気の良さを実感できない」という見方も多かったが、ここに来て「アベノミクスによる金融緩和の恩恵が浸透してきた」と指摘する専門家もいる。人手不足が深刻化するなか、就労者の待遇はどう変わっていくのだろうか。

企業のコンプライアンス遵守が叫ばれ、社内の労働環境にも厳しい目が向けられるようになった。2013年からは厚生労働省によるブラック企業調査が始まり、労働基準監督署が介入する企業の数も増えている。だが一方、そんな労基署の監視網にかかりにくい勤労者もいる。「業務委託」といった雇用形態のもとで働く人々だ。一般雇用とは条件が異なる業務委託、その問題点とは?

長時間の厳しい練習で教師や生徒を追い詰める「ブラック部活」。なぜ、教育現場であるはずの学校で“ブラック”な状況が発生するのか。体育学者で早稲田大学准教授の中澤篤史氏に聞いた。

SNSで誰もがメッセージを発信できる今、一般消費者の影響力は時に企業をも上回ることがある。もし、提供するサービスやそれにまつわる広告が「炎上」してしまえば、会社にとって手痛い損失となるだろう。そうしたネット炎上に備える「保険」が、損害保険ジャパン日本東亜から販売されている。炎上によって生じた損失はどのように補償されるのか?

多くのキュレーションサイトが閉鎖する発端となったDeNAのWELQ騒動。信憑性の薄い記事を粗製乱造してPVを稼ぐ手法が問題視されたわけだが、良いコンテンツを制作するには必然的にコストがかかるもの。ネット記事を手掛ける企業が生き残るためには何が必要なのか。

一昔前まで、クレジットカードで『借金漬け』になるのは浪費癖のある女性、というイメージだったが、気軽にクレジットカードで決済ができるようになった現在、一般的な金銭感覚の女性たちまでもがカードの返済に追われている。多くの女性がカード返済地獄に陥るようになった背景について、専門家に聞いた。

スマートフォンを使って、個人間で私物を売買できるフリーマーケットアプリ「メルカリ」。その手軽さから、若い世代や女性を中心に人気のスマホアプリとなっているが、その一方で、ヤミ金業者やブルセラを彷彿とさせる不正出品が後を絶たないのも現状だ。こうした不適切な出品は全てユーザーの「モラル」が低いせいなのか。メルカリ側の問題点について専門家に聞いた。

スマホやSNSの使用が当たり前となった現在、ネットユーザーを対象にしたマーケティングの手法は多様化してきている。そうした中で、注目を集めているのが消費者の購買意欲を刺激する「インフルエンサー」の存在だ。ネットマーケティングにおけるインフルエンサーの新常識とは。

日本国内における子どもの貧困率の2倍近い、沖縄県の子どもの貧困率。全国でもっとも高く、より深刻な状況となっている。沖縄県の貧困の連鎖の実態と、求められる対策について、NPO「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」沖縄代表の秋吉晴子氏に話を聞いた。

残業で疲れた夜や慌ただしい朝、せめて電車ではゆっくり座って移動したい――。そんなビジネスマンの切実な願いを実現する「座れる通勤列車」の導入が各路線で相次いでいる。一定の需要がありながらも、なかなか導入が進まなかった有料座席指定列車、それがここ数年で急激に増えた背景とは?

一軒家やマンションの一室を複数人で共有して暮らす「シェアハウス」。リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ/2012年~)の影響もあり、「シェアハウス=オシャレ物件」というイメージを抱いている人も多いだろう。しかし実際には、経済的な理由からやむを得ず選択し、その生活から抜け出せない“シェアハウス難民”もいるという。困窮した若者が集うシェアハウスの実態と、その背景とは?

「ブラック企業」といった言葉がすっかり定着した昨今。不条理な精神論で社員を縛り付ける体育会系マネジメントの限界が浮き彫りになった格好だ。そんななか、「アンチ体育会系」マネジメントを提唱する『フラッシュ』の敏腕元編集長に話を聞いた。
