人生100年時代を生き抜くには

 人生100年まで計画したくても、「それを賄うだけの資金を65歳までに準備できないよ」と思っている方も多いでしょう。右記と同様に100歳までの資金を計算すると、月12.8万円の35年分で5376万円とかなり高額の資金が必要となりますので、まったくその通りだと思います。ただ、考え方を変えて以下の二つを実践すれば生き抜ける可能が見えてくるかもしれません。まず一つは、65歳以降も元気な方は可能な限り働いて収入を得てくださいということ。もう一つは老後が長いということは投資期間も長いので、リスクをとって資産を増やす(お金にも働いてもらう)努力をしてください、ということです。

 特に退職後は、小遣い欲しさから、毎月、高い分配金が受け取れるタイプの投資信託などで資産運用するシニアの方が非常に多いのですが、働いて収入を得ているのであれば、分配金を受け取る必要はないと思います。であるならば、100年人生を見据えて、分配金は受け取らずに投資にまわすことで資産をしっかり増やす、このマインドセットが今後は必要になると思います。

 ソフトウェアでは古いものを最新にアップデートすることで、ウイルスに対抗できたり、使いやすくなったりして、そのソフトウェアの商品寿命が長くなっています。老後の生き方についても人生100年時代に対応するために、従来の考え方に固執せず、新しい考え方にアップデートしていく時期なのかもしれません。

今回の川柳
人生の 戦略変更 お早めに

(アライアンス・バーンスタイン株式会社 AB未来総研 所長 後藤順一郎)

※本記事中の発言は筆者の個人的な見解であり、筆者が所属するアライアンス・バーンスタイン株式会社の見解ではありません。