100年に1度の金融危機と言われるリーマンショック後の3年間、TOPIXは約30%下げたのに、25%のリターンをあげた日本株の投資信託「ひふみ投信」。このひふみ投信のファンドマネジャーの藤野英人さんに、今後も成長し、株価も上昇する有望な日本株を選ぶ極意を聞いた。(全5回連載)
 

有望企業が増えている! 
今後も「成長する」会社を買おう

 今こそ、日本株に投資すべき時です。

 確かに今の日本経済にはまだ不安材料もたくさん残っており、ダメ企業もたくさん生き延び続けています。

 しかし、そうした中でも、新しい時代の流れをリードするような有望企業がたくさん出現してきていることを見逃してはなりません。

 現に、私が運用に携わる「ひふみ投信」はリーマンショックのあった2008年の10月から運用を開始していますが、成長株を選別して投資することによって、リーマンショック後の3年間でも累計25.79%のパフォーマンスを挙げました。

 この同じ3年間にTOPIX(東証株価指数)は-29.74%、日経225(日経平均株価)は-22.73%とマイナスです。

 

 株価指数の低迷が続いていても、銘柄選別すればきちんと高いパフォーマンスが得られるのです。今後の日本株では、そうした傾向がますます強まるでしょう。

 私はファンドマネジャーとしてこれまで延べ5000社の会社を訪問し、5500人の社長にインタビューしてきました。私の実感としては、有望な日本企業は着実に増えています。

 では、具体的にどんな有望企業が日本に出現してきているのか。「ひふみ投信」の運用チームが見出して、資産の組み入れ、大きな利益をもたらしてくれている銘柄の中から紹介しましょう。