SNSで「転職」活動、やっていいこと悪いこと

SNSで「退職しました」
公開転職活動が普及

 SNSで「退職しました」「求職しています」と報告する人を見かけるのは今や珍しいことではありません。しかも、報告に対していろいろな人が反応し、中には有名な企業が「当社にご興味はありませんか」「当社を受けてみませんか」といったオファーのリプライをすることもあります。もちろん職種やその人が持っているスキルによって反応はさまざまですが、こうした現象を当たり前に目にするようになりました。

 これは、いわばSNSを使った公開転職活動といえます。私たち人材紹介会社の出番が減ってしまうのは残念ですが(笑)、転職活動の一つのよい方法だと思います。

 採用する側から見ても、SNSは有効な手段になっています。

 ある著名なコンサルタントは、アシスタントが辞めることになり、SNSで急きょ募集をかけたところ50人もの応募があったそうです。当社でも最近、社員のSNSアカウントからスタッフ募集の情報を発信したところ、求めている人材が応募してくれて採用に至りました。来てほしい人がすぐに見つけられるというのは、とても魅力的な手段です。