外食産業の例
Aさんは学生時代からなじみのあった、全国に展開する居酒屋チェーンに社員として入社しました。
入社した最初の1週間は研修があり、料理の出し方、レジの打ち方、電話での予約受付の仕方、お客様のトラブルへの対処など、基本的なことを学びました→1.スターター(Starter/社会人)の段階。
その後すぐに店舗に配属となり、アルバイトやパートのメンバーと一緒に、日々の店舗業務を行いました。同じく社員である店長から学ぶだけでなく、実務については自分よりも経験の長いアルバイトの先輩たちから学ぶことも多くありました→2.プレイヤー(Player/ひとり立ち)の段階。
半年も経つ頃には、一通りの業務を自分の力で回すことができるようになりました。自分より後に入ってきたアルバイトのメンバーに仕事の仕方を教えたり、店長と店舗運営について話す機会も多くなりました→3.メインプレイヤー(Main Player/一人前)の段階。
入社2年目になると、店舗のサブリーダーになりました。勤務シフトの都合で店長が不在のときは、実質的な責任者として店舗を切り盛りする必要がありました。また、アルバイトやパートのメンバーの勤務シフトの案を作るのも、Aさんの仕事として任されました→4.リーディングプレイヤー(Leading Player/主力)の段階。
しばらくすると、別の店舗で人が足らないということで異動になりました。そこでもサブリーダーという立場でしたが、店長とアルバイトのメンバーとの間で意思疎通がうまくいっていないため、次々とアルバイトが辞めるなど大変な思いをしました。少しずつ状況がよくなってきた入社3年目の途中、店長に昇進が決まりました→5.マネジャー(Manager/マネジメント)の段階。
このように具体例で見てみると、ステージについてより理解が深まると思います。では、今度はじっくり成長する例を見てみましょう。