ダイヤモンド社は原宿にあります。そもそも違和感があり、また休日出勤をすると、会社周辺に若者があふれていて、うつ度が倍増します。そんな街を満喫する人々の物語。ちなみにムラタくんは参加していないという……。

ニコニコ本社をブラブラする

「会社はどこにあるんですか?」と尋ねられて「原宿です」とこたえると、「おしゃれな街でうらやましい」と言われることが少なくありません。たし
かに、おしゃれなカフェやアパレルショップが立ち並び、人混みさえなければとても居心地のいい場所だと思います。たまに立ち寄るぶんには……。

 とにかくランチの値段が高い! そして、かなりの可能性で量が少ない。食に関する不満をあげればキリがありません。パスタじゃなくて蕎麦、リゾットよりもおじやが食べたいのです。安くてうまくてぞんざいに扱ってくれる飲食店を心よりお待ちしております。

 おじさま方を中心にクレームの絶えない原宿ですが、第3編集部のO川副編集長(『震災死』編集担当)、W田副編集長(『采配』編集担当)、K藤(『ザ・ミッション』編集担当)の3名が、平日のランチタイムに若者の街を満喫していました。「ニコニコ動画」の本社が原宿駅近くにあり、ミドル3名で遊びに行っていたそうです。

 当初「中年」と書いておりましたが、明日から笑顔で出社できなくなる危険を感じたため、「ミドル」と表記する弱腰をお許しください。

原宿観光戦利品
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 3人はまず、ニコニコ本社に併設されているカフェで「食欲減退ブルーカレー」なるものを食し、3階のショップでクッションや入浴剤を買うだけでは飽き足らず、本社から目と鼻の先にあり、揚げたての「じゃがりこ」を食べられると有名な「カルビープラス」でおやつを買って帰ってくるというフルコース。

O川副編集長を虜にしたクッション
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 そこには、原宿のなかでも最も若者率が高い竹下通りに臆することなく、修学旅行の高校生のようにはしゃぐ大の大人がいたことでしょう。普段は冷静沈着、キャラクターグッズなんかとは縁遠いO川副編集長ですが、そんな彼に2525円のクッションを買わせてしまうニコニコの戦略は侮れません。