とにかく最初は頑張ったほうがいい。
最初の設定を低くしてはいけない
岩瀬 最後に、今年入社1年目になる人たちへのメッセージをお願いします。
田中 とにかく、頑張ったほうがいいよと言いたいです。
もしかしたら、入社してみたら「この仕事、つまらないな」とか「周りがしょうもないヤツばかりだな」とか、逆に「この会社楽勝じゃん」ということもあるかもしれません。でもそこで頑張るのをやめてしまうと、せっかくのキャリアのスタートが低いところで留まってしまいます。
入社1年目というのは、社会人としての人格形成の始まりだと思うんですよ。そこで見た「仕事ってこのくらいやるべきなんだ」とか「仕事ってこういうところを目指すものなんだ」という仕事の価値観は、その後の自分の人生に大きな影響を与えるものだと思うんです。
だからこそ、初めの仕事の基準値を低く設定しないよう、仕事や物事を捉えたほうがいいなと思っています。
岩瀬 ああ、やっぱりそうなんですね。
僕も入社1年目に働いていたBCGという会社でゴリゴリやって、「1週間でこのくらいの成果を出す」というようなものを経験し、いつも「もっとやらなきゃダメだな」と感じて仕事をしていました。
入社1年目は人格形成期、本当にそうだなと思います。 ありがとうございました。