若手社会人にこれだけは実践してほしい
3つのアドバイス

岩瀬 では、最後に、入社1年目の若手社会人のみなさんに3つアドバイスを。

出口 1つは、とにかく健康管理です。

 社会人になるというのは自分でご飯を食べるということです。自分で健康管理することは基本。 よく寝てよく食べて、毎朝元気に会社に行けるようにしましょう。

 2つめは、石の上にも3年。 どんな仕事にも意味があり、目的があります。そして、つまらない仕事なんてない。

自分にその意味と目的が腑に落ちて仕事をすれば、絶対に楽しい。

さらに言えば、どんな仕事でも改善点があります。支社では地味な保険事務の仕事だったけど、毎月のように改善提案をしていました。

岩瀬 なるほど。3つめは…。

出口 最後は、若いとき、いや若い時だからこそいっぱい吸収できるので、とにかくインプットをたくさんしましょう。

 人間は人から学ぶ本から学ぶ旅から学ぶ、この3つしか学ぶ方法はありません。だから私は誘われたらどこにでも行っていろいろな人に会い、勧められた本は全部読み、そして世界中をたくさん旅行して回りました。

 若い人たちには、ぜひたくさんのインプットをしてもらいたいです。

岩瀬 健康管理、石の上にも3年、どんな仕事にも改善。そして今こそインプット!ですね。 ありがとうございました。

<まとめ>
3名の方にインタビューをして気づいたことがあります。
皆それぞれ年齢も経験も仕事も違うのに、共通点がありました。
入社1年目は、目の前のことをひたむきに懸命に取り組むということ。
といっても闇雲にただ頑張るのではなく、
「役に立つ人」になるべく力をつけるということ。
この春から社会人になる皆さんの、何かヒントになれば嬉しいです。