ザッカーバーグは何を考えているか

 このように、仮想通貨はそもそも発行主体がありませんので(リップルのような例外はありますが)、その価値は、投機的な動きを排除すれば需要と供給のみで決まります。

 だからこそ、FacebookのCEOのマーク・ザッカーバーグは、仮想通貨は中央集権化されたシステムから権力を奪い、人々の手に戻すものとして肯定的な発言をしています。

 もっとも、FacebookというSNS自体が同様の理念のもとで運営されていますので、仮想通貨にも寛容になるのは必然なのかもしれません。
 ただし、Facebookは2018年になって、仮想通貨関連の広告は全面禁止にしています。

 ですから、ザッカーバーグの発言は、ポジショントークであり、話半分で聞いておいたほうがいいのかもしれません。