会社をそれ以上成長させるつもりがないなら、別にワンマンのままでもいい。
しかし、会社を大きく成長させたいなら、幹部を育てて権限委譲を行い、社長は自分にしかできない仕事に集中する必要があります。
河内社長は会社を大きく成長させる道を選んで、1年前から「実行計画アセスメント」の合宿に幹部3人を連れてくるようになりました。
「昔はせっかくつくった実行計画が『ポスター』になっているのに、誰も見ていませんでした。
私が『どうなっているのか』と怒っても、どこ吹く風です。
しかし、幹部と一緒に合宿に出たら、彼らの意識がガラッと変わった。
もともと現場のことは幹部のほうがよく知っています。
『うちの実行計画は、ココが足りなかった』と実行計画に積極的に関わるようになり、私が気づいていないことも指摘するようになりました。
それまで幹部に当事者意識が欠けていたのは、私が勉強の機会を与えていなかったから。幹部の変わりようを見て、大いに反省しました」(河内社長)
ぜひ、第1回連載にある、【あなたの会社の危険度ワースト「15の死角」】をチェックしながら、『数字は人格』をカラダ中の細胞に植えつけていただけたらと思います。