意味がさっぱり分からない
新しい企業理念

 昨年11月には今後の方針として、デジタル戦略と、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店の改装に取り組むと説明したが、特にデジタル戦略については、商品の単品管理すらできていない百貨店が、アマゾンやZOZOTOWNに伍していくのは無謀すぎるとの批判を浴びた。

 果たして今回の会見で話した内容も、11月のそれと大差なかった。

 杉江社長は、今年秋にもスマートフォンアプリを立ち上げ、デジタル登録されている会員情報を現状の200万人から、21年3月期までに350万人に引き上げる考えを示した。蓄積した顧客データを基に店頭で「お客様に最適なリコメンデーション(商品の推奨)ができる」(杉江社長)と考えているようだ。

 また杉江社長は「私たちの考え方」と称する新しい企業理念を発表したが、

人と時代をつなぐ
三越伊勢丹グループ

変化せよ。

1.データが自分をつくる。
2.時代より先に変わろう。
3.他社が私を新しくする。

be a newone.

 という、意味がさっぱり分からないものだった。なんとなく、百貨店ビジネスにも、とにかくデータが重要だと言いたいことは想像できる。