正式披露まで5年。通常のモデル開発であれば「遅い」と文句のひとつも出そうだが、会社を丸ごと2倍にするというプロジェクトともなれば、これでも時間が足りなかったに違いない。とはいえ、17年12月初旬に新たな組み立て工場とともに披露された市販モデルのウルスは、魅力的なスーパーSUVに仕上がっていた。

5ドアのSUVだが
どこから見てもランボルギーニ

 スタイリングはコンセプトカーのシルエットをほとんど崩さずに市販化にこぎつけた。ドアノブとルーフラインは実用性を考慮した形状になったほか、前後の造形は最新ランボルギーニ・テイストに仕上がっている。5ドアのSUVだが、どこから見てもランボルギーニだ。ボディサイズは全長×全幅×全高5112×2016×1638m/mである。

 ボクはインテリアが気に入った。スーパーカーらしいうえに豪華なのだ。シフト周辺のコクピットスタイルは秀逸。ラグジュアリーと高性能のコンビネーションが最も進んだ1台だ。室内空間は広く、フル4シーターのスペースが確保されている。

 心臓部は650ps/86・7kg・mを発する4リットル直噴V8ツインターボ。トランスミッションは8速AT。駆動システムはリアアクティブトルクベクタリングを備えた電子制御4WDになる。アクティブダンパー付きのアダプティブエアサスペンションを標準装備し、ウラカン同様、ドライブモード選択のANIMAを装備する。走行モードはストラダーレ、スポーツ、コルサの3モードに加えて、オプションでネーベ(雪上)、テッラ(オフロード)、サッビア(砂漠)というオフロードモードの設定がある。

 価格は約2800万円。夢の実用スーパーカー、ウルスは間もなく日本でも披露される予定だ。

(CAR and DRIVER編集部 報告/西川 淳 写真/LAMBORGHINI)