さらに、仕事を頼む際に、細々とした注意事項を添えるような人物に対して、

「そんな細かいことまで気にすることないのに。面倒くさいな」
「いちいち細かいな、そんなことどうでもいいじゃない!?」

 と感じがちな人には、せっかちであり、おおざっぱであり、かつ慎重さに欠けるという傾向が潜んでいる可能性が高いと言えそうです。 

 上記のように、自分がどんな人に対して「面倒くさい」と思いがちなのかを冷静に見つめていくと、普段は意識していない自分自身の弱点、改善すべき点が浮かび上がってくることがあるのです。 

 このように、自分自身の言動が適切かどうかを自らチェックし、行動を調整することを、「自己モニタリング」といいます。

 これまで本連載では、自己モニタリング機能が壊れた面倒くさい人の事例の一部を紹介してきました。

 本書『かかわると面倒くさい人』では、さらに、空気が読めず「お願いだから黙っていてくれ!」と思うようなデリカシーのない発言をする、周囲にはばからず「できるアピール」をする……など、困った人たちのエピソードと深層心理を紹介しています。本書を読めば、もしかすると意外にも自分の「面倒くささ」に気づくことがあるかもしれません。