以上、「女性社員は女性上司の下につけるのがいい」という俗説がかなりあやしいということを見てきました。そこには同性ならではの問題が起こり得るようです。

もちろん、だからといって僕は「上司・部下の組み合わせは『異性』のほうがいい」などと結論づけるつもりもありません。上司の性別は、部下のキャリア意識には、統計的有意な差を生み出さないわけですから、マネジメントを行うときは、性別を超えて真摯に部下と向き合うことが重要でしょう。