ちなみに50年前、筆者が通っていた中学は公立だったが、当時から冷房(空調)設備があった。校舎が幹線道路に面しており、騒音対策で二重窓だったので、冷房設備が必須だったのだ。その頃は、学校に冷房設備があるのは普通だと思っていたが、後で極めて珍しい例だったことがわかった。

 文科省データでは、都道府県別で見ると、2017年4月の小中学校のエアコン設置率にかなりのばらつきがあることがわかる。

 第1位は香川県92.3%、第2位は東京都84.5%、第3位は滋賀県77.9%、第4位は沖縄県74.3%、第5位は京都府68.8となっている。暑い西日本地方でも、奈良県、愛媛県、山口県、長崎県は10%台であり、地方ごとに対応には大きな差がある。

 エアコン設置率だけでは面白くないので、2017年7月の平均気温と合わせたグラフを見てみよう。

 同じ四国の中でも、香川県は92.3%であるが、隣県の愛媛県は13.2%と大きな差がある。

 各都道府県のエアコン設置率と7月の平均気温には相関があってもいいと思うが、北海道と東北6県を除くと、エアコン設置率と気温の相関係数は0.06であり、両者の相関はないといっていい。